SAN JOSE通信Vol.23

 

前号で「韓国」について書いた私宛に、たくさんの方から返事や感想が届きました。配信してからは、やっぱりあんなこと書かないほうが良かったな・・・と気になっていたので、色々な意見を聞くことが出来て良かったと感じています。皆さんそれぞれの「自分と韓国との接点」を通して、「韓国とのありかた」を書いてくださいました。本当は全て紹介したいくらいなのですが、プライベートなことも多く含まれていましたので控えますね。また、私の知らない韓国の姿を詳しく教えてくださった方もいました。ただ「今までの両国間に起こった出来事は払拭できないけれども、その歴史的背景をふまえつつ、今後私達の様に新しい世代が、個人同士のつながりを大切にしていくことが一番重要なのだ」というのが共通した意見だと思いました。(まとめてしまいましたが、違う!という方がいらっしゃったら、反論してくださいね。)多民族国家のアメリカですから、今後も生活するうえで、同じような思いは幾度となく経験していくことになると思います。単一民族国家(アイヌなどの問題もありますが)である日本での生活・環境に安住するあまり、何も問題意識を持たずに暮らしてきた私に「考える」という機会が与えられたことも、また、ここでの生活の貴重なプラス面だったと感じています。今後は悩みすぎずに、いろいろな国の方とお話できる機会をもっていきたいと思います。そして、お返事を下さった方々、このSAN JOSE通信を書いていて良かった・・・と思いました。ありがとうございました。

 

週末に、パパともこの件について話をしました。彼は今私が考えたりしている様子を見て、「自分の留学時代」を思い出しているようです。初めてアメリカに来た頃は、今の私の様に壁にぶつかったり、悩んだり。そういう思いを私と共有できることが嬉しいようです。私たちの運命共同体としての結束も、益々深まっていくのを感じる日々です。

それから私の高校時代の友人Cちゃんから、韓国人の「たてひざ」は私たちの正座と同じ意味合いであるという情報を頂きました。あと食器を持って食べるのは、マナー違反だとか。貴重な情報ありがとね。

土曜日にゴルフに行ったパパ、初めて優勝してきました!今回は大会第一回目ということで、リボンもない寂しい優勝杯ですが、見てあげてください。実はここに来てあまり成績が良くなく「これはクラブのせいだ、いちのクラブ貸して。」と言って、私のクラブを使った前回のゴルフでもボロボロの成績で「もう、ゴルフセット買う!」と言っていたところだったのです。そこへ青天の霹靂!パパは「やっぱり俺の実力だ。クラブは関係ないぞ!」と天まで登りつめていきました。あれ?じゃあゴルフセット買わなくていいのかしらねぇ?

 

カリフォルニア州では、18歳以下が自転車に乗る場合、ヘルメット着用が義務付けられています。そこで旦もヘルメット購入。頭に合うサイズを見つけるのに苦労しました。こちらの子供は、顔は小さいけれど、奥行きがある・・・という、旦とは全く違う形(^^;)苦労して探したので、色は赤になっちゃっいました。右の写真は、子供達が公園で摘んできてくれたお花。子供達はお庭や公園で遊んでいると、こうやって我先にと私にお花を摘んできてくれます。この花達は枯れるまで、洗面所に飾られます。水の交換は旦のお仕事。

旦のお仕事で思い出しました、この左の写真は随分前から旦が大切に育てているビーンズ(右の写真は、1ヶ月くらい経った現在のもの)。プレキンダーの最後の週に、先生からビーンズを二つ頂いたのです。それを最初は洗面所のコップに水を含ませた綿を置き、その上にビーンズを置いて発芽させました。あんまり元気にどんどん大きくなるので、半月ほどしてから庭に植えなおしました。それからの水やりは、彼の仕事。今ではほとんど私がやっているのですが・・・彼も「自分のビーンズ」と思うと、大切さもひとしお・・・という感じなので、今後も大きく成長していくのが楽しみ。そして「大きくなったらどうなるの?」という旦の質問に答えられずにいるので、私としてもぜひ枯れさせずに見届けたいです。

水曜日は、言の健康診断・予防接種デビュー。予想通り3本の注射を受けました。以前に旦が受けたものと同様な仕打ち(詳しくは通信2を見てください)。泣かずにえらかったのですが「ことし、痛かった、痛かったの」と長々とうらみつらみをぶつけられました・・・。

 

最近、キッチンのStoveが壊れました。Stoveって何?と思われると思いますが、これはコンロのことです。ここで言うStoveとは、あったかくなるための、あのストーブではないのです。以前にsonさんが「うちのStoveが壊れて、買い換えたのよー」という言葉を聞いて、「何?何でこんな暑い時期にStoveを買うの?」と思った私でしたが・・・。

正確にはVentilation System(換気扇)が壊れちゃったのです。ある朝、ウンともスンとも言わなくなったので、管理会社から派遣された修理の方がやってきましたが、モーターを換えなくちゃダメとの事。「でも在庫がないかも」と言ってました。なんたって、1978年に購入したものなのですから。何て息の長い・・・。大家さんの親切で、冷蔵庫・食洗機は新品、洗濯機・乾燥機はほぼ新品だったのですが、このStoveだけは、唯一年代ものでした。

ペチュキムチ(白菜キムチ)オイキムチ(きゅうりのキムチ)カクトゥギ(大根のキムチ)などなど・・・

この修理の日、パパは午後から家で仕事をしてくれました。そして、なんと夕ごはんは韓国料理屋(BI WON RESTAURANT)に連れて行ってくれたのです。ここに来て、3回目の外食!(1回目は完徹48時間の渡米当日だったし・・・)初めての韓国料理!。ブルコギ(いわゆる焼肉?というのかしら・・・レタスでお肉やねぎなどを巻いて食べます)・トルソッビビンパプ(石焼ビビンバ:熱々の鍋の中身を豪快にかき混ぜ、コチジャンをつけて食べる)・チジミ(イカ・エビ・ねぎがごろごろと入った、さっぱりお好み焼きとでも言いましょうか。ゴマの入った、たれでいただきます)・・・とお馴染みのメニューを堪能しました。あとは、おまけで写真のような小皿がたくさん。トゥブチゲ(豆腐チゲ)もサービスで出してくれました。子供達も大喜びで食べており、言なんて、プルコギの半分は食べたような気がします。お腹いっぱい食べたけれども、野菜がたっぷりで体によさそうです。韓国料理・・・はまりそうだわ。

いちほ(06/27/02)

 

PS.あるとき旦が「お父さんは王子様なんでしょ?」と言った。「えっ?じゃあ、お母さんはお姫様なの?」と聞くと、「そうでしょ。だって、王子様とお姫様は幸せに暮らしましたとさってシンデレラで言ってたもん」だって。

ちなみに、気付いたら、旦は私をママとは呼ばなくなっていました。Mommyかお母さん・・・。つられて言もママと言わなくなりつつあります。言には「ママと呼びなさい」と強要したりして。だって、どんどん成長しちゃうのってうれしいけれど、何だか切ないわー。

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