SAN JOSE通信Vol.32

土曜日は、パパが仕事をしに会社に行ったので、子供達を連れてHappy Hollow Park & Zooに行きました(以前のTRIP参照)。来て間もない寒い時期に行ったことがあるのですが、今回は入場料が$5にアップしていました。2歳までは無料なので、言は1歳児のフリ。動物園とプレイゾーンがあるのですが、前回同様、子供達は¢25のえさを買って、ヤギやロバにえさをあげるのにご執心。申し訳ないことに、この日に限って¢25がひとつしかない!「そこにいっぱい落ちているから、拾ってね」と言うしかありませんでした(涙)右の写真は、ドラゴンに乗ってプレイゾーンを一周というもの。すごく並んだにもかかわらず、良い子でいてくれました。

でも、やっぱり一人で2人連れてくるとかなり大変。特に混んでいる週末に、「広い所では何処までも走り続ける2歳児」と「一応状況は理解しているけれど、何かに集中したら周りが見えない4歳児」まとめられなくて当然。てんでバラバラな行動で、いくら長い手を持つ私でも捕まえ切れません。一度は言を見失い、真っ青。ぼけっとしている旦を引っ張りながら「ことし〜」と叫びつつ散策。こりゃあ、もうだめだ・・・・という時に、例のごとく心配顔の大人に囲まれた言発見。囲まれた言は固まっていたけれど、私だってかなり固まっていました。探している間は、頭の中で「今日の言の服装」の説明が英語でクルクルまわっていたし。この後しばらくは楽しめましたが、言がベンチからジャンプに失敗して頭部激打ち!泣いている言をあやしていたら、傍らで旦号泣。どうやら旦は手で擦って歩いていた丸太のトゲが刺さった模様。泣き叫ぶ2人をつれてパーク内の救護室に行きました。しかし借りたピンセットではトゲは取れず、そのまま帰宅・・・つかれる人たち。

↑パパと旦は、海に突き出した岩場の端まで冒険

戻ってきた旦はビショビショ

翌日曜日は、念願のビーチに行きました。家から小1時間ほどに位置しする「モスビーチ」です。ここは引き潮の時に、ヤドカリやイソギンチャク、ヒトデに触ることが出来るのです。前日の夜からいそいそと水着を荷物に入れていた私ですが、この国、どんなに暑くても海の近くは寒い。水着の出番が無い所か、常時車に載せている厚手の上着が登場!

↑岩場で生き物研究中

↑お砂場専門家たち

でも、子供達は大きな砂場(砂浜)と、見たこともない生き物・貝殻・・・・と、とっても満足げでした。言は波を怖がりずっと抱っこでしたが、2人とも、打ち上げられた貝殻や海草・丸くなった石などを拾うのに夢中で、なかなか帰らせてくれませんでした。何もない自然のままのビーチですが、それがいいのです。また来たいとパパが一番言っていました。

↑海をバックに語り合う(?)男達

月曜日は、旦のキンダー入園のためのTesting Dayでした。もちろんこれで合否が決まるわけではないのですが、この面接の成果でクラスが決まるのです。出来る子供、発達が遅い子供、偏らないようにならしたクラスを作るためのテストです。それでも「テスト」というだけで、やはり家族で気になるものです。パパも会社を抜け出して駆けつけてくれました。でも大好きなパパが到着したのは、旦が面接部屋に入ってから。私共ゆっくり言葉を交わす暇もないくらいに、受付後、あっという間に先生に連れて行かれました。勿論事前にキンダーのほうから「19日2:00PMに来てください」というメールは受け取っていたのですが・・・。面接はすぐに終わりました。出てきた先生は、私たちの所に来て「旦は何も課題が出来なかった。悲しそうにするので終わりにしました。もう一年プレキンダーを受けることを薦めるわ」とおっしゃったのです。その時の私は涙が出そうでした。プレキンダーでは先生に「旦は充分キンダーでやっていけるわ、大丈夫よ。」と言って頂けていたのに。先生は散々1年遅らせることを薦めましたが、私たちは「旦はプレキンダーにも通っていたし、何よりそこで多くのお友達が出来ましたので、彼の友達と一緒にキンダーに行かせてあげたい。私たちはトライしたいです。」と伝えました。先生は「分かりました」と納得してくださいました。「He is shy.」ここに来て、何度この言葉を言われただろう。決してシャイじゃないのに、英語がそうさせるのね。

パパと別れてから、私は旦にテストの様子を聞きました。彼は「旦くん、先生が何を言っているのか分からなくて困ったんだよ。鉛筆やはさみを持ってきて、いっぱい話しかけられたけれど、分からなかったんだよ。困ったんだよ。そしたら、先生が「It’s Ok..」って言って、終わっちゃったんだ」と話しました。

そのTesting Dayで、久しぶりに旦の親友Williamに再会しました。嬉しそうに一緒に遊ぶ子供達。私も彼のMom(Lilly)には積もる話がある。その日はあまり話せなかったけれど、彼女から「明日Saratoga Creek Park(我が家の最寄の公園)で会いましょうよ」と提案してくれたのです。とっても嬉しかった(涙)

という訳で、火曜日は私が指定した11:00amに公園で会いました。彼女の計らいで、これまた旦の親友Tomasも来てくれたのです。旦の嬉しそうな顔ったらありません!1時間ほどママ同士は近況報告をしあい、子供達は夏休みの穴を埋めるかのごとくはしゃいでいました。その後、私からランチに誘い、歩いて3分ほどの我が家に来ていただきました。実は昨晩からぜひ来て頂こうと思っていたのです。「旦の喜ぶ顔が見たい」という気持ちで、朝からランチを作ったり、ケーキを焼いたりして準備をしていました。

話の中で、私は昨日のテストについて先生がおっしゃった事を話しました。するとTomasのMomは「うちの子も10月生まれだから、もう1年プレキンダーに行ったらって言われたわよ。学年が年齢的にギリギリの子供達はみんな同じこと言われてるのよ。大丈夫!」と励ましてくださいました。旦も10月生まれ。カリフォルニアではキンダーに入園する年齢は、その入園する年の12月までに5歳になる子供が対象です。つまり旦(10月生まれ)のように、9月から11月生まれの子供達は、実際は4歳で入園することになります。だから先生もまだ5歳にならない子供には、もう1年遅らせることを薦めるのです。確かにテストでうつむいてしまった旦は、それだけの理由で、もう1年プレキンダーを薦められたのではないと思うのですが、私にとっては、とっても力強い言葉でした。

その後はまさに楽しいおしゃべり♪こんなに話が弾むとは夢にも思いませんでした。私の父が書いてくれた、子供達の命名の色紙を見ては「日本語の3種類の文字」について話しました。結婚の話では、自分達の費用の出し方、ハネムーンで行った所で盛り上がったり。私がハネムーンで行ったのは「ガテマラ・コスタリカ」へのバックパッカーのようなものと言うと、2人とも「何で〜!ハネムーンはもっと夢のあるところに行くでしょ〜!!」と驚いていました。あやうく「日本人は皆そうなのねー」っとまとめられそうだったので、慌てて否定しました。お互いの国の面白い習慣や出産について、旦那さまの働く時間など、興味があるところは同じ。こういう体験が、海外に住む醍醐味だなと思いました。今日のランチとケーキの用意で、私は力尽きました・・・。今晩は、冷凍餃子で済まそう(苦笑)

 

いちほ(08/20/02)

 

PS,今日のランチのおいなりさん&ミニベーグルピザ&コーンは大好評でした。特においなりさんは、作り方を懇切丁寧に伝授した位。私は、コーンをボイルしてからバターと醤油でソテーしたのですが、いつもはボイルするだけっとおっしゃる2人も「おいし〜」と喜んでくれました。ケーキもレシピを持って帰ってくださいました。レシピを聞かれるって、本当にうれしいことですね。

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