SAN JOSE通信Vol.38

 

キンダーのESLが再開する、との朗報がありました。11:45にキンダーが終了してすぐ、別のクラスで12:30までレッスンを受けます。火・木・金の週3日。おまけに、私のESLと同じ先生で心強いばかり。Jayne(ESLの先生)なら旦の様子も色々聞けるし、こちらからも彼のことを伝えることが出来る。さて、今日から開始です。

 

私のESLもすでに始まっている。顔ぶれは多少変ってはいるものの、やはり前の仲間達に会えるのはうれしい。この間、子供達はChild Careに預けているのですが、初日、またしても旦くんはやってくれた(>_<)お迎えに行くと椅子に座らされている。どうやらボール投げをしている時に、やたらめったら投げまくったらしく、シッターさんに怒られて「ずっと椅子に座っていなさい」と言われたそう。このシッターさん、以前も、旦を怒ってタイムアウトをさせたことがあるのです(^^;)

 

翌々日のESLの時に、子供達を預けに行くと、シッターさん(Mrs. Sylvia)が「旦の先生は誰なの?」と聞いてきました。「Miss. Sanfilippoです。」と答えると「She is excellent!」と大絶賛。確かに超ベテランなので、Mrs. Sylviaが褒めるのは良く分かる。それに、この人シッターなのに随分と厳しい人だなぁ〜、何だかMiss. Sanfilippoと似ているなぁ〜と思っていたのですが・・・意外や意外「私はMiss. Sanfilippoと長年来のお友達なのよ。」と言い出しました。私が「彼女はかなり厳しいですよね。」と言うと「ええ、彼女の目指すラインはものすごくハイレベルなのよ。話すこと・書くこと・読むこと・・・・そして、お行儀が良いこと!これが最終目的なのよ。そして、私も全く同じ考えだわ。」と、なるほどなるほど。どうりで2人はそっくりなわけだ。子供は楽しく学校生活を送れれば良いのよっという考えのMomたちには、よく「旦の様な子(騒ぐの大好き)はRoom2(隣のクラス)に変えてもらったら?」と言われます。Room2の先生は、帰り際に一人ずつ抱きしめてくれたりと、優しい感じの先生で、Mom達の人気もすこぶる良いのです。

 

金曜日からパパの両親が遊びに来てくれている。空港に到着したその足で、旦のお迎えの時間にキンダーまで来てくださいました。しかしそういう日に限って、旦は大泣きでクラスから現れました。Miss. Sanfilippoは私の顔を見つけるやいなや「後で話があるので待っていて。」とおっしゃいました。Sharingダメだったのかな?でも昨晩は上手に絵を描いて、結構楽しそうに説明の練習していたし・・・・と、あれこれ想像をめぐらせていると「旦にSharingをやりますか?と聞いたら“YES”と答えたので、やるように促しました。旦はかばんから絵を取り出した後、それを床にパタパタさせた。私はDon’t play.と言ったけれど、まだやっている。もう1回Don’t play.と言ったけれども、やめなかったので、Sharingはやらせずにテーブルに座らせておきました。」との事。たまたま両親と一緒にキンダーに来ていたパパは、それを聞いて「Thank you.」と答えました(大人だわ・・・)。話はそれで終わったのですが、私は「くぅー!何がThank youなのよーー(>_<)」と悔しくて仕方ありませんでした。真っ先に、昨晩楽しそうにSharingの準備をしていた旦の様子を思い出して、つい感情的になってしまったのです。あそこでパパがいなかったらMiss. Sanfilippoの胸倉をつかみそうだったので、今思えば、危ない所でした。数日経って冷静に考えてみれば、旦がしたことはやっぱりいけなかったと思う。現に「これが旦にとってハードなことなのは、分かっている。でも、時と場合・場所を考えて行動することを覚えさせなければいけないのです」と彼女は言っていたし。まさにおっしゃる通りなのです。しかし、キ・ビ・シ・イ。

 

週末は両親を連れて、二日ともサンフランシスコに観光に行きました。土曜日はFisherman's wharfに行ったり、Pierからクルーズしたり。日曜日はケーブルカーに乗ったり、Golden Gate Bridgeに行ったりしました。往路のケーブルカーは室内の方に乗ったので、復路は外の席に座ろうということになりました。席とりの任務は私ということに。いざ乗車という段階で、お母さんの素早いこと素早いこと!さーっと回り込んで、一番に座っています。私とお父さんは、直線距離で攻めようとして、椅子に阻まれました。2人揃って椅子を乗り越えようとしたら、「一旦降りてから、外側をまわって乗りなさい」と注意をうける。一瞬たじろいだ私を尻目に、お父さんは機敏にケーブルカーから飛び降り、反対側の椅子に走り乗りました。結局、席とりはお母さんとお父さんがしてくださった、という感じ。まだまだ、充分にお元気だわ・・・と確信しました(*^^*)

帰り際、旦がひっかった仕掛け(通信15)に、お母さんまでしっかりひっかかってくれて、腸がよじれるかと思いました。ちゃんと事前に話しもしたし、見せてもいたのに・・・お母さんらしいです(^^;)

 

この日曜日、帰りがけに刺身を沢山買い込み今晩はごちそう!と、ウキウキしながら夕食の準備をしていました。子供たちも風呂からあがり、パパが風呂から出てくれば、さぁ宴会(?)という段階で、旦がソファーでジャンプをしていて落下。落ちた先は、暖炉の縁・・・レンガでできた暖炉のふちで、上手に頭を打ちました。一部始終を見ていた私は「あぁ、これやばいかもしれない・・・」と思って、駆けつけると、見る見るうちに後頭部から血が流れ出しました。どんなに押さえても、絨毯まで血に染まる勢い。風呂から出てきたパパが「病院だ!」と叫び、タオルと氷をあてがいながら、すぐにEmergencyに向かいました。車の中では、ソファーでジャンプした旦を怒ったり心配したり。でも、頭のどこかで「さしみ〜(>_<)」と嘆いていたのも事実。現にパパは運転しながら「何でソファーでジャンプするんだ!ばか者!食べ物の恨みは大きいからな!」と言っていたし・・・無意識ってこわいわ^^;)

 

El Camino Hospitalに着いたのが8:25pm。名前と到着時間・症状を紙に記入して窓口に置きます。しばらくして、看護婦さんの問診・検温があり、再び控え室に戻ります。また名前が呼ばれ、違う窓口で保険の種類などを書類に記入提出。その後、2時間ほど待たされて、ようやく診察室(ベッドが6台で、間仕切りのカーテンがひかれていました)に通されました。ここで、旦はベッドに寝かされる。さらに待つこと40分。女性のDr.が現れました。消毒をしながら傷のチェック。「縫うか縫わないか、決めてください」との事。先生は「縫わないことを薦めます」とおっしゃりました。色々考え、縫わないことに。という訳で、すぐに病院を後にしました。11:30pm頃帰宅。結局は、ただ消毒してもらいに行っただけでしたが、後から一体いくら請求されるのでしょう?安心を買ったと思えば仕方ないです。そして真夜中に刺身・・・おいしかったけれど、ここまで長かったわ^^;)

いちほ(10/1/02)

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