SAN JOSE通信Vol.7

 

PC買いました。SONYのVAIO。でもまだ使っていません。今週はパパの出張がなくなったので、いつものPC使っています。MITSUWAの隣にUSER'S SIDEという、日本のパソコンを扱っている小さな店があります。そこで買いました。こちらのPCはキーボードの順番が違うとの事で、ブラインドタッチできない私でもちょっとは慣れている順番のほうが良いと思い、日本製品の店で購入しました。いつも通り、パパが色々調べて決めてくれました。自分の会社用のPCも同時に購入したので、力の入り方も違ったのでしょう。一方のん気な私は、店内で旦とDVDの「母をたずねて三千里」を見て朝から泣いてました(DVD一本見終わるまでパパは検証していました。正確には見終わってもまだ検証していました。私たちは本屋へ・・・)。言はサンプルの学習ソフトが入っているPCをマウスで操っていました(相変わらずすごい子)。しまいには主電源切っちゃってましたが・・・。

 

言のこの数ヶ月(12月くらいから)の成長は驚異的です、ずっと旦が家にいて一緒に遊んでいたからでしょう。ほとんど会話は成り立ってます。2歳になりたての子供って、これが普通なのかな?旦がなんでもゆっくりだったから、言には驚かされっぱなし。私が言に「ありがと」と言うと、「THANK YOUって言って」などと兄と全く同じ事を言います。今我が家は、つねに二重音声です。旦がしゃべると、数秒遅れで言が同じ事を繰り返して言います。兄から何でも覚えるというのは、楽なことですね。手洗い魔の旦(これはパパの影響?)のおかげで、外出後は言も言わなくても自分で手を洗うようになりました。が、反面妙な事も覚えて困ります。以下ママと言の会話。「誰が壊したのぉ?」「ママ怒ってんの?」「怒ってないよ」「聞いてるの?」「本当は怒ってる」「えーなんでー。いいじゃん!」全く兄と同じ受け答え。あとは「これ僕のー」「これいらなーい」とかなり頑固。ついでに「ママー来てーオエッてしそう」と言って昨晩本当に吐いちゃった。この人の場合常に食べすぎ、と思っていたら何だか違うみたい。とうとう風邪ひいちゃったかなぁ?昨晩から、言のゲロ・下痢の掃除ばっかり・・・。

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旦は順調にプレキンダーに通っています。17日がSt. Patrick's Day(聖パトリックの日)だったので、15日の金曜日にクラスでゲームなどをして遊んだようです。アイルランドに祖先を持つ人々に従って、「当日は子供たちに何かグリーンのものを身につけさせてください」と事前に先生から言われていたので、私は慌てて緑の服を買いに行きました。緑はアイルランドの国のカラー。少し前から四つ葉のクローバーがついたキャンディや、緑のトッピングのクッキーがお店で売ってました。ちなみに聖パトリックはアイルランドで伝道し、蛇を追放した人だそうです。St. Patrick's Day Celebrationの日、旦は新しい緑(正確には黄緑色)の服を着て行きました。他の子を見てもみな緑色の物を身につけていましたが、ひとり髪をスプレーで緑に染めている子がいてとても目立っていました。こういう緑もありか・・・と参考に(?)なりました。旦も「すげーかっこいー」と叫び、言も「おっ」と言ったまま目が釘付けになっていました。St. Patrick's Dayが終わると同時に、今はお店は次のEasterに向けてそれ一色になっており、色々な卵グッズが売られています。プレキンダーでも29日に何やらイベントがあるらしいので、今度報告しますね。母親たちは、事前(その週の月曜日)にクラスにキャンディやチョコを差し入れることになっています。何だか楽しそう。

 

さて、前回私がTOYを持たせ忘れた’Sharing Day'が再びやってきました。今度はちゃんと持っていきました。「百獣戦隊ガオレンジャー」の合体ロボット。こんなの子供がいない人には何のことだか分からないと思いますが、そういう物があるのです。得意気に自分のロッカーに納めて、私と別れました。お迎えの時間にクラスに入ると、興奮した先生が私のほうに寄ってきて「Sharingで旦は本当にすばらしかったわよ!!パーフェクトだったわ」と言うのです。「本当ですか?まぁそう聞いて安心しました」とは言ったものの、「一体どう発表したのかしら?」と思っていました。帰りの車で寝てしまったので、夜お風呂で「どうやって皆に発表したの?」聞いてみると、旦はおもむろに立ち上がってものすごく得意げな顔をしながら、「あのねガオレンジャーをバラバラにしてからもう一回合体させて、それから怪獣がこんな風に(ここで戦いのポーズはいる)ガオーッてくると、ガオレンジャーがこうやってコロリンってして(ここで前転のジェスチャーつく)やっつけるんだよって教えてあげたんだ」だと。どうやら彼は、一人二役のワンマンショーを繰り広げたらしい。こみ上げてくる笑いをおさえつつ、「皆は何だって?」「すっげーって言ったよ」「日本語じゃないでしょ。本当はなんていったの?」しばらく考え込んでから「グーッって言ったんだ」Goodのことでしょうね。その晩、彼は得意のブロックでアルファベットを作っていました。A・P・Q・E・・・。これじゃあ、ひらがなを完全に覚える前にアルファベット覚えちゃう。ついでに言まで英語で数を数えるようになっていました、つい最近1から10まで言えるようになったっていうのに。こうしてお兄ちゃんが、外から英語の風をどんどん吹き込んでくれるといいなと思っています。

 

それからずっと旦が「俺の仲間」と呼んでいたのは、VincentとThomasという名前の子でした。業を煮やした私が直接名前を聞きました。いつも3人で遊んでいるようです。二人はチャイニーズでした。やはり最初に見た目が同じと思って、くっついていったのだと思います。「他の子(white)とかとは遊ばないの?」と聞くと「だって聞こえないんだよ」と言いました。何と言っているか分からないと言いたいのだと思います。

 

日本では、確定申告が締め切られた頃だと思います。私も結婚してから色々なかたちで申告してきました。今年は医療費の還付を申請しようと思っていましたが、会社側の書類が間に合わず申告できませんでした。アメリカにも確定申告があります。締切りは4月15日。アメリカは銀行口座の開設や免許証を発行してもらう際に、必ずSocial Security Number(SSN)の提示を求められます。戸籍も住民票もないアメリカでは、SSNはいわば国民背番号制のような役割を果たしていて、IDとして使用されています。でも96年から就労許可を持たない外国人には発行されないようになったので、パパはSSNを持っていますが私や子供たちは当然ありません。そこで自動車免許取得のときは、「FormSSA-L676」という合法滞在の外国人であることを証明する書類をSS officeで取得して、DMV(車両管理局)に対応しました。そしてこの確定申告は、扶養控除を申請するのに扶養される家族構成員はSSNを持っていることが条件なので、SSNの代わりになる納税者番号をInternal Revenue Service(IRS:日本の税務署に相当)の事務所でW-7の用紙に記入して申請しました。でも今回は、昨年の収入がないので確定申告の必要はなし。4月10日頃からは、郵便局には近寄らないほうがいいそうです。とくに15日の夜。この日は郵便局もご丁寧に12時まで深夜営業らしい。そこで目にするのは切っても切れない黄封筒を持った人の列。締切り間際で、間違いなく自分が出したという確認もしたいので、わざわざ並んで窓口から出す人が多いのだそうです。貼った切手が足りなくて戻ってきたなんてことになると大変ですからね。

 

でもアメリカの郵便は信用できません。手紙類がよく紛失するっていうけど、そんな大袈裟なーと思っていたら、現実に起こりました。私が保険会社に対してきった、自動車保険の保険料1年分$760のcheck(小切手)が紛失!!同時に他にもcheckを送ったのですが、そちらは着いているとのこと。いきなり保険会社から、「保険料の支払いがないので、このままでは何日の何時までに保険料プラスlate charge(遅延料)$10を支払わないとこの契約はなかった事になります」という手紙が届いた。「何言っているの!ちゃんと払ったわよ!!」と怒った所で仕方ないのよね。相手方に着いていないのは事実だし・・・。保険会社に電話して、とりあえずcreditで支払うことに。ちなみに「本当にちゃんと期限内にcheck切ったのだから、late chargeは外して下さい」とお願いしてみたら、上司と相談してくれて、折り返し「OK」の連絡。言ってみるものだわぁ。後から私のcheckが届いたら、ちゃんと返してくれると約束してくれました。でも額がかなり大きいので、万が一あやしい人間の手に渡って換金されたら困るので、$5くらいの手数料は取られるらしいですが、Stop Paymentをかけようかな。パパが帰宅したら相談しよう。そうです、これついさっきの出来事でした。

 

いちほ(03/19/02)

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