SAN JOSE通信Vol.92



メリカの子供達の夏休みといえば、色々なDay Camp(スポーツ・アート・特定の活動を目的としたもの)に参加して普段出来ない体験をして過ごしたり、Summer School(勉強を中心としたもの)に参加して次の学年に備えたりして過ごすのが一般的。勿論、3ヶ月ほどのまとまったお休みなので、大型家族旅行に行く絶好のチャンスでもあります。離れたところに住む親戚を迎え入れたり、訪れたり。特にどこにも行かず、母親がホームスクールをして過ごしたり。果てまた共働きの両親を持つ子供は、毎日Full Day(更にDay Careも付けたりして)の学校に通ったり。過ごし方は家庭によって本当に様々。さて、わが子達の夏休みは如何にして過ごさせようか・・・・?考え始めたのは、多分5月頃(ちょっと遅すぎです)。

 

言は夏休みも同じ学校で過ごすことが出来ますが、旦はパブリックスクール(公立学校)なので夏休みは休校。成績がグレードレベルに達していない子供達には、春先に学校(学区)側から『夏休みの間、指定の場所で補習を受けるように』というペーパーが配布されたらしいのですが、旦は該当しなかったようです。

 

私は昨年と同じ学校(C校)に行かせるつもりでしたが、お父さんが『この夏は日本語をやらせたほうが良い』と。子供達のダイブ怪しい日本語の改善手段を探すようにと指令が出されました。私は「読み書きの勉強は毎日しているし、会話力は日本に帰ればすぐに取り戻せる」と思っていたのですが、お父さんは頑なに日本語改善を打ち出してきました。

 

そこで調べてみたのですが、さすが日本人が多いシリコンバレー。知らないだけで、色々な学校があるのですね。

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日本語を学べる学校たち

他にもありますが、直接コンタクトを取ったのはこの6校だけでした

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サンフランシスコ日本語補習校

 

6月半ばから10日間夏期講習があり、外部生も受け付ける。

入学金、2か月分の月謝と保護者会費などを納めること(トータル$400程)。

午前9時〜午後1時。

SFまで面接に行かなくてはならず、直前まで学校があった旦は面接のスケジュールが取れなかった。

C校と日程が重なり難しい。

 

三育学院

 

10日間夏期講習があり、外部生も受け付ける。7月(前半)・8月(後半)のいずれかを選べる。

月曜日〜木曜日 午前8時30分〜午後3時30分。金曜日は午前8時30分〜正午。

申込料・授業料・施設使用料を納めること(トータル$635程)。

第一候補だったけれど、C校と日程が重なり難しい。

三育学院は幼稚園もあるので、出来れば言も行かせてあげたい。となると、トータル$1300(かなり高いっ!)。

たちばな学園

 

公立学校と同じスケジュールなので、夏は休みとのこと。

縁がなかった。

 

Ena

 

学校ではなく塾。

小学1年生向けの夏期講習は扱っていないとのこと(普段の授業も小学2年生から)。

しいてあげれば、作文のクラスならとれるかも・・・と。

縁がなかった。

 

日本教育ゼミナール

 

学校ではなく塾。

7月の夏期講習は内部生だけが受講出来、8月の夏期講習は小学4年生から。

非常に感じの良い対応をして頂き、お願いしたいと思ったのだけれど、小学1年生クラスが無いとのことで縁がなかった。

 

Vantage

 

学校ではなく塾。

ここは最後の砦という気持ちだった。

1週間単位で希望の日時を申し込めるので、空いた日を利用して気軽に通えると思ったのである。

がっ、申し込みの電話の後、折り返し日本語を教えていらっしゃる先生から直々に電話を頂き「たった1週間で日本語の強化とは、はっきり言ってお金の無駄になります。ここで暮らしている子供達は、日本語では日本で生活している子供達に負け、英語ではネイティブに負ける。ですから両方なんてストレスの元ですし、まず無理なのです。今は英語を一生懸命磨いて、日本語は細く長く程度にやっていくのが良いと思いますよ。」と久しぶりに聞く非常に美しい日本語で伝えられました。要するに、やんわり断られたのです。

付け加えるならば、私はこの方の言葉を鵜呑みにしたわけではありません。「日本の教科書を使って勉強しても、その知識は生活に密着していないから真の理解に結びつくのは難しいのです」とおっしゃったことは大きく頷きました。私としては、「どうせ家で暇にしているのであれば、家族以外の日本人と過ごす時間を持つのは楽しいかな?日本語しか話してはいけない環境で過ごすのは良い刺激になるのでは?」程度の気持ちで申し込んでしまったのに対し、先生は真摯に旦の今後の日本語について考えてくれてしまったため、途中から「本当はそれほど日本語の改善は期待していないで申し込みました」とは言い出せなくなってしまったのでした。

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局これだけを調べるのに数日を費やしてしまいした。その結果、↑の通り、どの学校にも行けないことが判明したのです(^^;)

そうとなれば諦めもつくので、申し込みを控えていたC校へ心置きなく申し込もうっ!!と、すぐに申し込みに行ったのですが・・・結果、Waiting Listの11番目に載ることに(がっくり)。

Waiting List申し込みが定員に達した後、辞退者が出た場合にのみ入学できる順番待ちのリスト

 

同じC校の別のブランチにもWaiting Listに載せてもらいました。ここはリストの1番最初ということで、希望が持てそう。どちらに決まっても、トランスファー手続きを取ってもらえるとのことで、再度申込料を取られることはありませんでした。

 

期待しながら数日を過ごすものの、音沙汰なし。電話しても「空きが出れば連絡するから」の一点張り。Waiting Listの結果を待っているだけでは、いつまでたっても宙ぶらりんな状態が続いてしまいます。リストに名前を載せても、絶対に入れるわけでもありませんし(実際、どちらのブランチにも入ることは出来ませんでした)。また様々な学校に連絡を取りなおし、まだ空きのあったS校に申し込みを済ませました。ここだったら、補習校の夏期講習に行けたじゃないの!と、今更言っても仕方ありませんね。やっぱりサマースクールのことは、3月には動き始めないと。特に人気のあるところは・・・と、今頃反省する私たちでありました(^^;)

 

言いつつ、今週からS校が始まっているにも拘らず、肝心の旦は溶連菌の洗礼を受け初日からずっとお休み状態。夏休みに入って4週間も家で過ごしているのです。この4週間、お友達と遊んだりする以外は、ほとんど私の話す日本語の世界にいるはずの彼。それなのに、私の日本語に対して英語で返してきます。ずっと日本語と英語で会話を続けているのです。何でそんな状態で会話が成り立つのか不思議でしょうが、どういう訳か成り立ってしまうのです。普段はほとんど学校に行っているのであまり気に留めていませんでしたが、完全に彼の話しやすい言語は英語に傾いてしまっているのを再認識しました(そうなると、普段もっと長い時間学校に行っているにも拘らず、兄より日本語を話す言までもがつられて英語になってしまいます)。一方、学校が終わった途端旦はすっかり英語の本から遠ざかり、読んでいるものは「ドラえもん」の漫画ばっかり。なんだか可笑しなものですね。こういうのを、不完全なバイリンガルとでも言うのでしょうか。

 

そうそう、三育学院は夏期講習の期間に1日だけ「無料体験入学」が出来ます。これに言の申し込みをしました。今月末、言は一日だけ「たんぽぽ組」さんに入れてもらうのです。3月生まれなので、日本ではギリギリ年中さん。さて、日本の幼稚園未体験の彼、どんな反応を示すのか楽しみです。

 

いちほ(07/07/04)

 

 

■□■  おまけ  『今学年の〆行事あれこれ』  ■□■

 

 

■□■  おまけその2  『オレンジベルトに昇格したよ』  ■□■

 

黄色を経て、この度オレンジベルトに昇格。

横のイエローベルトの人は誰?

答え、あこがれの帯にルンルンの言ちゃん(^^;)

え〜いっ!やられた〜っ!

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