SAN JOSE通信Vol.95

 

言の学校で行われたカーニバルに

ゲスト出演したレゲエのお兄さん

(誰だか名前を覚えていません (^^;))

日本の学校も、夏休みが終わって新学期が始まった頃ですよね。こちらも、旅行から無事に帰宅し、子供たちの学校は順調に始まりました。旦は先週からSecond Grade、言は昨日からPre-kinderです。放課後に散々遊びまわったり、プレイデートの約束が入ったり、それぞれお誕生日会の招待状を受け

取ったり、宿題が始まったり・・・と、夏休み前と同じ生活が再開。母子共に、良い具合に充実しております。子供たちは、新しいクラスだろうと全く問題ないようで、何だか肩透かしを食らったような気分です。

 

昨年は、学校側が見込んでいた生徒数を大幅に下回ってしまったため、旦のクラスが2週間で消滅(こちら)というハプニングがあり、ちょっと落ち着くまでに時間がかかりましたが、今年は学区側がRe-EnrollmentをPower-Up Walk-Through Registrationという形式で行ったので、きっとこのまま大きな変化もなく新学年が進んでいくと思います(今晩無事にBack to School Nightが行われました)。昨年までは、毎週配られるお知らせにRe-Enrollmentの申し込書がついており、それに記入して切り取ったものをペラッと先生に渡すだけで、来学年もこの学校に来るという意思表示をしていたのですが、今回の様に夏休みの半ばに指定の場所に出向いて申込書や誓約書を提出するというWalk Through Registration形式は、一見手間がかかるように思いますが、後々の混乱を考えれば良い方法だと思いました。

 

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アメリカは月曜日がLabor Dayだった為、3連休でした。今回は、その様子など。一時は9時を過ぎても外が明るかったのが、今は8時には陽が落ちるようになりました。ちょっと秋らしい季節になったと感じていた矢先、こういうのをインディアンサマーと呼ぶのでしょうか、ここの所とても暑い日がぶり返しています。週末、友人から「停電大丈夫だった?」とメールを貰ったのですが、「何でこんな時期に停電が?」と思いました。ところが昨日学校に行ったら、数人のお母様方が「停電で大変だった!」と言っているではありませんか。どうやら我が家がある通りの丁度次の通りから、広範囲にわたって電力不足による停電が発生していた様なのです。一気に気温が上がったので、各家庭で使用する電力が一気に増えたのでしょう。さて、この暑さを逃れる為に、お休みの日は室内施設かビーチに出かけたいところ。

 

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まずはChildren's Discovery Museumへ。旅行から戻ってきたサンノゼ空港で、

我が家のコレクション

期間限定で「The Magic School Bus」が訪れるという情報を得ていたので、早速出かけてきました。

 

The Magic School Bus」をご存知無い方の為に、ちょっと説明をします。Scholastic社の人気シリーズで、愉快な理科の先生Ms. Frizzleが、好奇心いっぱいの生徒達を、魔法のバスで、不思議な冒険の世界へ誘い、科学の基礎を教えていくというストーリー。人体や恐竜の世界、水の世界、ハリケーンの中、蜂の生活、宇宙、地下の世界、マグネットの世界、レインボーの世界・・・もう色々なところへMagic School BusでField Tripに行くわけです。

 

最初にこのシリーズにはまったのは、何を隠そう母の私。本の方から入ったのですが、調べていて映像化されていることを知りました。もしかしたら、テレビアニメが先だったのかもしれません。旦は、自分が学校で習ったことなどが取り上げられている為に、すぐさま興味を示してくれました。言に至っては乗り物が好きなので、同様に夢中になりました。正直、最初はこの絵に馴染めなかったのですが、今では一緒にテーマソングを歌っている母(^^;)。とはいえ、我が家はケーブルテレビではないので、ビデオ専門です。こういうのを大人買いというのかも(汗)

 

The magic school bus

Mix Up Some Weather!

Watery World

Liz&Ms. Frizzle

 

話を戻して・・・この期間限定の催しは、体験型サイエンスミュージアムであるChildren's Discovery Museumの趣旨にぴったり。子供たちは次々にブースを回り、実験を楽しみました。自分の五感を使って体験するサイエンスは、大人だって夢中になります。本当に内容を理解出来るのは、小学生以上の子供だと思いますが、小さな子供たちも親に説明を聞きながら目をキラキラさせていました。これは9月21日までの開催なので、興味のある方はお早めに!30分間行われるショーの内容は、Kick Up A Stormのビデオでした。その後は、ヘリコプター作成など、簡単なアクティビティーも楽しめます。それ以外にも常設のコーナーは健在で、我が家も丸一日ここで過ごしました。子供の年齢が上がると、同じ場所に来ても、楽しみ方が変わってくるなぁ〜と興味深く子供たちを見ていた私でもありました。

 

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翌日は久しぶりにハーフムーンベイにあるMoss Beachへ。ここはいわゆる華やかなビーチではなく、磯遊びが楽しい素朴なところ。2年前に行ったときは、夏だというのに上着無しでは過ごせない寒さでしたが、今回はとっても暑い日だったので、水着に着替えて遊ぶことが出来ました。それでも水温はものすごく冷たい上に波が高いので、泳ぐのはちょっと無理です。

 

海〜♪

埋まる

登る

 

磯遊びって、本当に面白い!夢中になって岩場でヒトデやイソギンチャクをさがしていると、段々と潮が満ちてきて、岩場が海水で埋もれていくのを眺めるのも楽しい。大人になると忘れてしまうこと、子供と一緒にたどり直している感じ。

 

探す

探して・・・取り残される

蟹いたよ

 

そろそろ帰るから、という理由で隣に居た家族から蟹を譲られました。旦と言は、今度はその蟹を隣の家族に見せに行き一緒に遊んでいました。そして我が家が帰るときには、蟹をその家族にゆだねてきました。決してお持ち帰りしてはいけません。

 

自然の良いところは、子供達が自分達で遊んでくれるところ。自分達でどんどん楽しみを見つけてくれます。ここはとにかく何も無い場所なので、食料は持参しなくてはなりません。それが逆にとてもリラックスした気分にさせてくれ、直前で行き先をサンタクルーズから変更して良かったと思いました。ほーんと、リラックスした3連休でした。何だか旅行の延長みたい。

 

いちほ(09/08/04)

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■□■  おまけ  Wall Ball』  ■□■

 

アメリカというと、どんなスポーツを思い浮かべますか?私はバスケットボールでした。子供たちの学校にも、バスケットゴールがあります。ところが、よーく見ていると、子供達が夢中になっているボール遊びは・・・Wall Ballなのです。Wall Ballをご存知ですか?私はアメリカに来るまで、見たことも聞いたこともありませんでした。

ブルーの大きな板がWall Ball用の壁

校舎よりも背が高いです

 

細かいルールは分かりませんが、グラウンドに聳え立っているWallに向かって両手を握った状態でボールを打ち、ワンバウンドで打ち続けられた方が勝ち(大勢で順番に打ったり、チームごとで戦ったりもします)。言葉でうまく説明できないのですが、テニスの壁打ちを、ラケットではなく握り合わせた両手だけで行うという感じです。ボールは、ちょっと大きめで、柔らかくよく弾むものを使います。ドッジボール用のボールとは違います。旦の学校には、このためのWallが沢山ありますが、休み時間になると、その両面があっという間に子供たちで埋まってしまいます。

 

これはアメリカ特有の遊びかと思い、旦のクラスのお母様に聞いてみました。彼女は幼少時代をシカゴで過ごした方です。「私が子供の頃は、Wall Ballなんて知らなかった。シカゴは冬が厳しい為、地下のある家が多く、平屋が多いこの辺りとは住居の形態が違うわ。大概お友達と集まって地下のプレイルームで遊んだものよ。多分、カリフォルニアは過ごしやすいお天気だから、こうやって外で遊ぶのが盛んなのでしょう。きっとWall Ballは、この辺りだけのものなんじゃない?私だって、自分の子供が遊ぶのを見るまで知らなかったもの。」との事。こんなに盛んなWall Ball、本当にここだけのものなのかしら?うむむ、気になってしまう。

 

ちょっとWall Ballで検索をかけてみたのですが、クリケットの様なラケットを使い、テニスボールの様なボールを使用して行うスポーツが数件ヒット。益々ナゾが深まってしまいました(^^;)

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