SAN JOSE通信Vol.98

 

今回の通信は、メールや掲示板でお問い合わせが多かった、2ndGradeの子供達はどんな本を読んでいるか?」にお答えして作りました。

 

11月11日(木)はベテランズデーの為、旦は4連休中です。丁度良いタイミングなので、旦に全面的に協力してもらいました。今回取り上げた本は、一つ一つ挙げるとキリが無いので全てシリーズものにしました。有名なものばかりなので、こちらで小学校低学年のお子さんがいる方は、きっと見たことがある本だと思います。旦が好んで読んでいる本ばかりなので、ダイブ内容に偏りがありますが、どれ位のレベルの読解力なのか知る手がかりにはなるのではないかと思います。どれも薄いチャプターブックです。あくまでも低学年(1st Grade〜2nd Grade)に人気がある本という程度で見てください m(_ _)mぺこり!

 

一覧表の説明ですが、内容は旦の説明を基に書きました。ですから、もしかしたら間違いがあるかもしれません。何せ、私は読んでいなかったり、知らないシリーズものだったりするので(^^;)レベルは、1冊の平均的なページ数、(記載のあったものだけ)出版会社が対象としている年齢をそのまま記載しました。読む速度ですが、旦は以下に挙げた本であれば、100ページを10〜15分程度で読み切ります。平均的な速さかどうか分かりませんが、恐らく皆この位ではないかと思っています。

 

普段旦が本を読んでいる姿を見ていて感じることですが、辞書を使いません。勿論すべての単語の意味が分かる訳ではないと思いますが、推測してドンドン読み下して行っているようです。本の中のキーワードとして何度も出てくる単語を、辞書で調べる時もたまにありますが、そういう時も、「多分○○っていう意味だと思うんだけど」と言いながら調べ、当たっています。今までは何でも音読だったのですが、最近は黙読をしていることが多いです。ですが、音読は正しく単語をサウンドアウトするのに有効であると先生も奨励しています。そして、間違って読んでいても意味が通る間違いであれば、途中で中断させてはならないそうです。「horse」を「house」と読んでしまったときのように意味が通じない間違いの場合は、立ち止まってもう一度読ませる様にした方が良いそうです。

 

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旦の学校では1st GradeからAccelerated Reader(AR)というシステムを導入しています。これは対象となっている本を読み、それに関する質問をPC上で解くことによって一人一人の読解力・語彙力を割り出すものです。この様なテストを行うことは、注意深く本を読む癖がつき、クリティカル・シンキングの向上に一役かっているそうです。こうして得た、個人個人のARレベルに合った本を選ぶことが奨励されています。

 

参考までに、ある小学校が選んだARのレベルごとに分かれた本のリストここ

(注:この学校とは一切関係ありません)

 

★カリフォルニアで推奨されている本のリストK-2はここ/3−5はここ/6−8はここ/9−12はここ

 

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シリーズ名

作家

関連

サイト

内容

レベル

 

Black Lagoon

Mike Thaler

ここ

「ちょっと心配な出来事をどんどん悪い方向にイメージを膨らませてしまう」少年のお話。

初めてのフィールドトリップの前日に、最悪の事態を悪夢で見たり、学校の選挙に立候補したものの、最悪の結果を想像してしまったり・・・。

現実と夢の間を行き来している子供ならではの、もう突拍子も無い想像力に、思わず笑ってしまうシリーズ。前頁に施されているイラストも楽しく、あっという間に読み終わってしまう本。

64pages

Ages: 7-12

(文字大きめ)

 

Horrible Harry

Suzy Kline

 

2年生の時はルーム2B、そして物語と共に成長して3年生になったハリーは、今、ルーム3Bの一員になった。ハリーが居るクラスは、いつも驚きの連続。・・・それも、身の毛もよだつ様な驚きなのである!

いたずらっ子ハリーと、そのクラスメイトが巻き起こす騒動シリーズ。

64pages

Ages: 7-10

(文字大きめ)

 

agic Tree House

ary

ope Osborne

ここ

ペンシルバニア州フロッグ・クリークの森の中に、不思議なツリーハウスを発見した、8歳のジャックと7歳のアニー兄妹。このツリーハウスの中には沢山の本が置かれてあり、彼らが指差して「行きたい」と願った本の写真の場所へ、時や空間を越えて飛ばすパワーを持っている。そして彼らが行った先々で冒険をしている間、フロッグ・クリークの時間は止まっているのだ。

ジャックとアニーの冒険いっぱいのお話シリーズ。

80-96pages

Ages: 6-9

 

Nate The Great

Marjorie Sharmat

 

誰でも探偵物は好きである。このシリーズは、もう30年もの間、ビギニング・リーダーを楽しませてきたそうだ。

突飛なキャラクターなのだけれど、シンプルで冴えたストーリーは、今尚、謎解きの大好きな子供たちの間で絶大な人気を誇っているシリーズ。

48pages

(文字大きめ)

 

Time Warp Trio

Jon Scieszka

 

ジョー・サム・フレッドの3人が、時間を越えて冒険旅行をするお話・・・らしいです。私は見たことがありませんが、旦曰く、皆が好きなシリーズなのだそう。

登場する3人が、ヒーローの様に過去や未来の時代へ行って謎を解く、陽気でかっこいい冒険のお話。

確かに、これは男の子ならはまりそうなシリーズ。

Ages: 9-12

 

aptain Underpants

av

ilkey

ここ

4年生のジョージ少年とハロルド少年が描いたコミックが本当になってしまう話。二人が描くコミックは、わざとスペルミスのままにするなど、芸が細かい。

生徒二人に催眠術をかけられて、キャプテンアンダーパンツに変身してしまうのは校長先生!!

トイレ・鼻くそネタの様な「小学生ギャグ」満載の、真実と正義のために戦う愉快なヒーローシリーズ!!男の子に絶大な人気。

128-176pages

Ages: 8-12

 

The Magic School Bus

 

ここ

不思議なミセス・フリズル率いるクラスが、恐竜や水・地底・体内・・・もうありとあらゆる世界に、これまた不思議なスクールバスに乗ってフィールドドリップに出かける話。

楽しくサイエンスが学べるシリーズ。これね、大人が読んでも結構知らないことがいっぱいあって為になります。

80-96pages

Ages: 7-10

 

A to Z Mysteries

on Roy

ここ

Dink・Josh・Ruth Roseの三人が活躍する子供向け推理小説。でも意外と結末が分からなかったりするものもあり。現代の子供の生活も垣間見ることが出来る。

A is for author.・・・・・タイトルが、順番にAからZまでのスペルで始まるミステリーシリーズ。

96pages

Ages: 7-11

 

Stanley

Jeff Brown

 

スタンレー少年が、掲示板の下敷きになって紙の様にぺちゃんこになってしまったり、透明人間になってしまったり、人類初の最新スペースシップに乗って宇宙に出かけたりする、不思議な冒険シリーズ。

80-112pages

Ages: 7-10

 

Junie B. Jones

Barbara Park

ここ

物語の中で、キンダーから1st Gradeに進級したジュニー。何故かトラブルに巻き込まれやすいのだけれど、どのトラブルも「あぁ、こういうことあるよね」と共感出来る事柄ばかり。

等身大の、この年齢ならではの女の子が分かるストーリー。親の私が面白そうと集め始め、初めは見向きもしなかった旦が時折読むようになった、女の子なら誰もが好きなシリーズ。

90pages

Ages: 6-8

 

American Girls

 

 

これは旦は読んだことが無いのですが、担任の先生から「子供たちに人気がある」と知らされたシリーズ。

時代や居住地、環境こそ違えど、全員アメリカで暮らしていた女の子について書かれた歴史的な内容のコレクション。とりあげられた女の子達は、不屈の精神で生き抜いたアメリカ中のヒロイン。

Ages: 8-12

  

Judy Moody

Megan McDonald

ここ

これも旦は読んだことが無いシリーズですが、女の子の間では人気。

3rd Gradeの気難しいジュディー。女の子と遊ぶよりも、弟や男の子と遊ぶのが好きな、おませな子。ジュディーを通して、今時のアメリカの女の子の考え方が分かりそう。

144-160pages

Ages: 6-10

 

Bailey School Kids

Marcia Thornton

ones

&

Debbie Dadey

 

今、旦が一番夢中で読んでいるシリーズ。

バイレイスクールに現れる奇妙な人々と生徒たちの、ユーモア溢れたサスペンス・ミステリーシリーズ。

「レモネードを飲まない吸血鬼」「床にモップをかけないサンタクロース」など、タイトルを見ただけで思わず手に取ってしまう・・・そうです。

96-128pages

Ages: 9-12

 

Ghostville Elementary

Marcia Thornton

ones

&

Debbie Dadey

 

Bailey School Kidsシリーズと同じ作家たちのシリーズ。

スリーピーハロウ小学校の地下には、ベッキー・セイディ・ネート・オズィーという名前のゴーストと、犬のゴーストがいる。だが、このゴーストたちを見ることが出来る人間は、3rd Gradeのニーナ・ジェフ・キャシディの3人だけ。

キャリアデーのこの日、クラスメイトのアンドリューは、金持ちで有名なゴーストハンターになりたいと考え、地下室にゴーストをやっつけるスライムを流し込んだ。さぁ、ゴースト達はやられてしまうのだろうか?彼らが巻き起こす騒動シリーズ。

Ages: 9-12

  

Ricky Ricotta’s Mighty Robot

av

ilkey

ここ

aptain Underpantsと同じ作家なので、途中に仕掛けページなどがあるのも同じ。

ねずみのリッキー・リコッタと、ねずみの顔をした巨大ロボットが、悪と戦うシリーズ。

見るからに男の子が好きそうですが、絵がとても多くかなり易しい内容。

144pages

Ages: 6-8

 

Bionicle

 

 

これまた旦の趣味による本(^^;)

レゴの人気シリーズ「バイオニクル」達が登場するシリーズ。

 

挿絵が無く、今回のリストに入れるのにはレベルが高いかと思いましたが、旦が好んで読んでいるので追加。2nd Gradeにはちょっと難しいかもしれません。旦も、一気には読まず、ブックマークをはさみながら読みます。

96-128pages

Ages: 8-12

 

う〜ん、こうやってリストアップしてみると、偏り度合いが顕著ですね(^^;)ちょっとはお役に立てたでしょうか?(滝汗)

 

いちほ(11/15/04)

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