SAN JOSE通信Vol.10

 

春ですね、緑が生き生きして元気です。こうなってくると、ガーデナーのおじさんも大変になってくるのでしょう。最初は月曜日にやってきていたおじさん、3月半ばから火曜日にずれ込んできました。この辺りは、各家庭にスプリンクラーが埋め込んであって、我が借家でも大活躍。おじさんが時間設定をしたらしく、毎朝5時に家中のスプリンクラーが一斉に活動を開始します。はじめは気づかず「毎朝雨が降っている」と思っていました。設定前には干していた洗濯物が、この日を境にスプリンクラーの洗礼を受けてショックなこともありました。おじさんの仕事量が増えたせいでしょうか、先週から新しく仲間を雇ったようで、3人に増えました。いつもはシャイなおじさんで、話しかけると真っ赤な顔をして会話もそうは続かないのですが(私に会話力が無いのも原因かな)、弟子が出来たせいかいきなり積極的になって、自分からこちらに声をかけてくるようになりました。「僕が取りまとめてるんだぞ」という自信に満ち溢れている姿を見ると、こちらまでうれしくなります。このガーデナーという仕事、見ていると結構重労働です。庭の芝刈り(もちろん芝刈り機)から始まり、植木などの剪定や間引き、掃除・・・落ちている花びらなどもきれいに拾って行ってくれます。裏庭は手作業で拾っていましたが、前庭は掃除機の逆バージョンの様に、筒から突風が吹き出る機械を使って上手にゴミを道路にまで吹き飛ばします。そして道路に吹き飛ばしたゴミは丁寧にほうきで掃いてまとめておしまい。庭が広いうえに植木も多いので、これを自分で管理してと言われていたら「帰らせていただきます」と言っていたかもしれない。おじさんには本当に感謝感謝。ちなみに3人に増え、おじさんの訪問はまた月曜日に戻りました。

プレキンダーで4月の予定が配布されました。8〜12日はSpring BreakでNo school。さてどうやって過ごそうかな。皆にどうやって過ごすのか聞いたところ、大抵パパもお休みをとって一緒に旅行したりするとか。矢川家は期待できないので、子供たちとあちこち行ってみようかと考えています。それから、今月後半にはoptinalでconference(面談)があります。普段の旦の様子を聞けるチャンスですから、当然申し込みました。そして!またもやField Tripがあるんですね〜。今度もちょっと遠くの公園だそうです。晴れることを祈ります。

 

friend07.gif 50*32先日招待状を頂いた、クラスメイトのお誕生日会に行ってきました。女の子だったので、プレゼントは何がいいのか見当もつかない。旦に「sharingでは女の子はどういうおもちゃを持ってくるの?」と聞いたら、「お人形だよ」と言うので参考にしつつ、おもちゃ屋さんに行きました。女の子コーナーを見ると、「バービー人形」の山。実にたくさんの種類のバービーが、こちらを見て笑っていました、ちょっと怖い・・・。見ているだけで疲れてきたので、旦は最後まで「お化粧道具が喜ぶと思うよ」と言ってましたが、結局全然違うお絵かき関係のものにしました。しかし、バービーまでもがbuy one get one freeだった。ラッピングは基本的には自分たちでするようなので、カードと包装紙も購入。当日はお庭でバーベキューの予定らしかったのですが、非常に風が強くて皆室内で過ごしました。ホステスのお母さんだけが、一人でひたすら庭で肉を焼き続けていました。このときに事件が発生。1歳半くらいの男の子が転んでサッシで額を打ち流血、「キャーッ」という悲鳴で皆駆け寄ってみると見事に額がぱっくり。係りつけの医者に電話すると不在で、看護婦から「Emergencyに行くように」と指示されたと言って、慌てて帰っていきました。後で聞いたら、結局Emergencyで4時間待たされたうえ5針も縫ったそうです。かわいそうに。話を戻します。赤ちゃんが多かったのでバタバタしてましたが、最初はお食事しながら歓談・・・・それからちょっと遊んで、ケーキを囲んでお茶。その後プレゼント開封。何とほとんどが「バービー」で、うちだけ異質なプレゼントでした。旦が選んでいたプレゼントのほうが、喜ばれたかもなぁーと思いました。女の子は分からないわぁ。あっという間に3時間半が過ぎ、皆は上の子のお迎えがあるとの事でお開き。帰りには、旦も言もお土産をもらってホクホク顔でした。そして翌日には、ちゃんとThank you letterを頂きました。今後は、旦・言もこうやってお誕生日会を開かないといけないかな・・・参考になりました。ただし今回のお誕生日会は、実に日本的な珍しいパターンです。本来はもっと派手で、業者に頼んだり・スケートリンクを借り切ってやったりするとか。そういえば、この間行った動物園にもPartyスペースがありました。

 

私の最近のストレス、それは言がすぐにビデオをつけること。巻き戻しや再生・EJECTを使いこなすのはいいけど、起きてすぐにビデオ(ほんの少し前まではいたずら専門だったくせに・・・)。ご飯時にも呼ぶと、リビングで見ていたビデオを取り出して「はーい!こっちで見るんだもーんだ!」と言ってキッチンのテレビにビデオをセットします。楽でいいと思うかもしれませんが、かなりストレス。これは、アメリカに来て1ケ月位した頃にビデオレンタル屋に旦がはまり、3泊4日のサイクルでアンパンマンを借り続けていたことが発端だと思う。「もういいかげんにしなさい!」と言えばすぐに「何でよー」と逆切れ。もしくは「はいはい」と言って違うビデオに変える(そういう意味じゃないってば。しかも「はい」は一回でいい)。更に旦とビデオの好みが違って(アンパンマンだけは一緒)もめてばかり。結局大抵は旦がゆずるのだけれど。テレビも同様。二人がどんなテレビを見ているかと言うと、やっぱりアニメ。朝は日本でいう3チャンネルの様な、子供向けのテレビ枠でSesame Street(日本でもおなじみですね)等を見ていたのですが、少し前から裏番組で「Buzz Lightyear」がやっている事を知り、旦は今ではこっちが欠かせない。Buzz Lightyearは、「Toy Story」を見た人には分かると思います。一方言は、「Teletubbies」(テレタビーズ、見ていませんでしたがこちらも日本でやってましたね)がお気に入り。土曜日にパパが起きてくるまでの間に見るものに、「Power Rangers Wild Force」があります。これは日本で「百獣戦隊ガオレンジャー」という名前でやっていたもの。最初にこの番組を見つけたとき、実は私も嬉しかったのですが、戦いのシーンが終わり普通の人間の姿に戻った英雄5人組がみな外人だったのを見て、一瞬私も旦も固まりました。単なる吹き替えではなかったのですね。あとは「Pokemon」ポケモン・「Digimon」デジモン・「Uh・Gi・Oh」遊戯王もやってます。ただ英語なので変な感じ。

 

旦・言の二人の頭の堅さはご承知のことと思いますが、実は私まで頭が堅い事を証明する事件がありました。夜二人を寝かせようとベッドに座っていると、電話が鳴りました。うるさいくらいに子供たちに「ベッドのうえで飛び跳ねないの!」といつも怒っておきながら、その時の私は「あっ(出張中の)パパからだ」と慌ててベッドから飛び降りたのです。まさに飛んで降りました。ガツッ!天井についているシーリングファンに、しこたま頭を打ち付けました。一応電話には間に合いましたが、寝室に戻ってみると・・・・シーリングファンは見事にひんまがり、しかもだらーりとコード1本で斜めにぶらさがっていたのです。翌日出張から帰宅したパパは、泣いてました。その週末はパパは修理に明け暮れていましたが、根本的な部分を破壊したらしく未だになおっていません。取り外されてガレージで眠っています。「どうやったら一撃でここまで壊せるのか?」と半分感心(?)していたパパでしたが、自分でも無傷な頭が不思議です。いつもいつもパパにはご迷惑をおかけしています。

 

今日はパパが東海岸のほうへ、またまた出張に行きました。そこで私は子供たちとちょっと遠くまで遊びに行こうかなーと思い、インターネットで調べてみました。「Children's Discovery Museum」という、子供向けの科学博物館がありました。「光や音,水,風,引力,シャボン玉等を使ったちょっとした実験を体験できます。2階には保育園のような部屋があってペインティングが出来るし、パペットショーもやっている。アリスの部屋などもある」と書いてあって面白そう。さっそくマップで位置確認。280をずっとずっとsouthの方へ行けばいい、途中で17と87の分岐があるからそこを越えたらすぐに下りれば到着らしい。見当がついたので出発。「今日は公園よりもすっごく楽しい所につれていってあげるよー」と張り切りモードの私、がんがん飛ばして280を走る。もうすぐ17だぞ、ここは曲がらずまっすぐだぞ・・・・で、なんで17へ来ちゃったのー。というわけで、いったん普通の道に下りて給油(もちろんセルフです)。このあたりで、言があまりのつまらなさから「ことし降りるー」と荒れだす。気を取り直してもう一度17にのって280にもどる・・・のに何で逆に走ってるのー、更に遠ざかってどうすんのよ。またまたいったん降りてUターン。次はちゃんとnorth17にのり、280に移って無事にたどり着きました。アリスに出てくる忙しいウサギの巨大人形が、Museumの屋根に座っているのが見えて旦が嬉しそうになってきました。しかしParkingがどれもこれも満車で、Parking求めてぐるぐる走る。ようやく見つけて駐車したときは、言はご立腹の様子。ベビーカーに言を乗せて、旦とは手をつないで歩き出したが・・・さてここはどこだ?ぐるぐる回りすぎて離れちゃったらしい。多分こっちだろうと思って歩いていたら、全然違う方にきてしまったことが判明。車に戻って地図を確認しようと、一本中の道を歩いたら「ちょっとやばい感じ」の道でした。警官が二人いて、しかもピストルが腰にあった。「こわー」と思いつつも子供は守らねばっと、ウロウロしている人を片っ端からにらみつけて歩く。ようやく車にもどって地図を確認すると、反対方向にこれまた結構歩かないと行けないと分かりました。ここでついに「あしたくん疲れちゃった。もう帰ろうよー」という発言が出て、結局帰ることになりました(-_-;)「だからパパと一緒に来ればよかったのにー」と言われちゃうし、返す言葉もない・・・おっしゃる通りでございます。散々間違えただけあって、帰りは実にスムースでした。そしてそのまま子供たちと外遊び。最初から公園で遊べば良かったよ。あ〜あ、またママやっちゃった!

 

いちほ(04/09/02)

 

PSこのあと今日は、結局夕方の6時から7時半まで公園遊び。いい加減日が長いのも困りもの。

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