SAN JOSE通信Vol.12

 

今週は予想外の展開でした。週末にSaratoga High SchoolのFarmers'Marketに行く予定が、直前になって、旦が「おちんちんが痛い」と言うのです。見てみると、先っちょが、プクーッと腫れて真っ赤に。まるでミニけんだまの様。びっくり仰天してすぐに彼のホームドクターに電話しました。本来ならば、土曜日はエマージェンシーしか扱っていないのですが、「11時に来てください」という返事を頂け、すっとんで行きました。道中の車で、パパは「先週末に俺が旦のおちんちんの皮を剥こうとしたからかも・・・」と不安がり、私は前の日におちんちんが痒いと言った旦にムヒを塗ったのが原因かも・・・と不安に思っていました。そして二人とも「こりゃあ手術に違いない」と緊張。先生もまず旦を診察して、「これは痛いねー」と一声。そして「ばい菌が入ったんだね、抗生物質飲めば大丈夫。10日分だしますね。膀胱に菌が入ったらあぶないけどもう大丈夫」とおっしゃいました。あっさり診察終わり。安心しましたが、例のごとく薬を手に入れるには離れた薬局に行かなくてはならず、旦は痛さのあまりロボット歩きで痛々しい。ようやく手に入れた薬はまっピンクでどろどろ状。旦曰く「イチゴの味で甘すぎる」だそうです。おしっこは痛いは、着替えは痛いは、歩く・風呂・遊ぶ・・・どれをとっても痛いので気の毒でした。場所が場所だけに、どうも理解しがたかったのですが、大事な部分なのでこちらも心配。2日くらいは膿が出たりして、本当に治るのかしら?と不安でしたが、3日目からは順調に良くなってきました。良くなると同時に今度は猛烈に痒くなってきて、これまた大騒ぎだったのですが・・・。どうしてこんな事になったのか分かりませんが、こちらの便座はちょっと位置が高いため(我が家のトイレはなぜか日本の物より低いのですが)旦が背伸びをしても便器のふちにおちんちんを乗せるかたちになってしまうのを、以前から気にしていました。外でトイレに連れて行くのは本当に嫌です。先日も、公園で知り合ったお母さんが、「子供に公園のトイレでウンチをさせたら、おしりが便座の形に腫れ上がっちゃった。いんきんたむしがうつっちゃったのよ!」と言うのを聞いたばかりなので、なおさら。

 

のっけから何だか汚い話になってしまいました、ごめんなさい。ここでひとつおめでとうがあります。21日日曜日はパパのお誕生日でした。どこかにお出かけするといった祝い方はしませんでしたが、土曜日・日曜日と二日に渡って夕食は祝いの宴(家族でね)。土曜日は手巻き寿司パーティー&シャンパン、日曜日は焼肉パーティー&赤ワイン。手巻き寿司のネタですが、MITSUWAではなくNijiya Marketというところで購入しました。ここも日本食料品店です。家から少し距離があるのですが、以前に一回行ってその生鮮食品の鮮度に驚きました。ここでならお魚・お肉・野菜を買いたいと思いましたっけ。オーガニックの野菜も扱っています。今回はパパの誕生日ということで、奮発してたくさん刺身類を買い込みました。旦が恋焦がれていた「いくら」や、パパ大好物「うに・いか」も購入。アメリカに来て初めて食べた刺身・・・、おいしかったー。でもこのあたりの魚はカリフォルニア法によって、一旦冷凍されたものばかりだそうです。本当の捕れたての刺身は拝めないでしょうが、ここでもお金を出せば刺身を食べることは出来ます。また何かイベントがあったら食べたいな。

 

さて旦のおちんちん事件のさなか、私は初のESLに行ってきました。直前まで「ああこの可愛い言と別れていいのかしら。心配だわ。」と思っていましたが、child careの部屋に着いたら、彼は走り込んで行きました。他の子はずっと泣いているのに、振り返りもしません。拍子抜けすると同時に、「なんでうちの子供は・・・」?旦でも言でも、「ママじゃなくちゃ嫌!」と言ってくれたためしがありません。そういう訳で、安心してESLへ行きました。先生はダイアナ妃似の、背が高い女性でした。名前はJayne。生徒は7人で、全員アジア人。韓国・台湾・中国そして日本。中国・韓国の人は、合っていようがいまいが、どんどん発言していました。全員でいくつかのフレーズを3回づつ発声練習し、その後は二人一組になって会話の練習。生徒が奇数だったので、私は先生のJayneと組むことが出来ラッキーでした。彼女はイギリス出身で、アメリカに来て5年になるそうです。「教えるのが好きだから英語の先生をしているのよ」と言っていました。他には、簡単な英文を読んで問題を解いたりしました。問題を私たちが解いている間、Jayneは必ずBGMを流します。終わると消すのだけれど、何だかいい感じでしょ?リラックスするの。こうして発音練習・会話練習・読解練習、そして時にはjoke交えての1時間が終わりました。想像していた以上に楽しく、あっという間でした。内容的には「ちょっと簡単すぎるかな?」という感じですが、それ位のほうが良い気がします。宿題ももらってきました。授業が終わると急に言が心配になります、あの後ママがいないのに気づいて泣いたかもしれない・・・と。そっとchild care roomを覗くと・・・シッターさんのおひざに乗って絵本を読んでもらっていました。シッターさんは、「He is a good boy!」と言って下さいました。きっとマイペースに遊んでいたのでしょう。「楽しかった?」と聞くと、「うん、楽しかった。恐竜の絵本を読んだの。どしんっどしんっガオーってしたの。」と上機嫌でした。書き忘れていましたが、このESLは旦の学校の校舎の一室で行われています。旦の保育時間が12時〜3時・私のESLが1時〜2時とどうも中途半端な時間なので、たった3時間の間に、私は学校と自宅を3往復する羽目になります。

 

今日は旦のField tripでした。今回はChevy'sというレストランへDrop off、そしてSaratoga creek parkでPick up。このレストランの中を見学させてもらい、Bean burritos(ブリトー)をご馳走になって、長い長いお散歩をして最後は公園で遊ぶという内容。このSaratoga creek parkは、実は私たちの家から数分の、御用達の公園なのです。てっきり遠くの公園だと思い込み、前回のField tripの事が記憶によみがえってきていたのですが、安心しました。私が「レストランの事いっぱい見てきて教えてね」と言ったのを勘違いしたのか、別れ際旦は大声で「レストランのごはん全部食べてくるからね!」と宣言していました。お迎えの30分前に、歩いて言と公園に行きました。するともう皆は到着しており、言も駆け出して一緒に遊んでいました。日本で近所の方に苦情を言われ禁止となった、大好きなチョークも使えてご満悦。案の定、解散時間が来ても1時間以上遊び、最後の最後まで公園にいました。そうそう、先生が私のところにやってきて「金曜日のConferenceは事情があって行いません。別の日を設定するのでお願いね。」とおっしゃいました。おかげで15分間のConference対策の準備時間が増えました。

 

旦がField tripに行っている間に鯉のぼりを出したのですが、いざ外に置こうとすると立てかけるフェンスがない。団地サイズの小さいものなので、どこかに括りつけないといけないのです。どこを探しても設置できそうな木もない。いっそ皆が国旗を掲げたりしているところ(この家にもガレージの脇に国旗の設置場所がある)に差し込む?・・・とも考えましたが、入らないのよね。結局家の中に立てかけたまま、どうしましょう。

パパは月曜日の早朝からシャーロットに出張しています。明日に帰宅します。

 

いちほ(04/24/02)

 

PS 日本ではそろそろGWですね。皆さんはどうやって過ごされるのかな?アメリカは祝日が少ないです。お祝い事は多いけれども、ほとんどが日曜日に設定されているのよね。。。

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