SAN JOSE通信Vol.35

 

秋のような涼しさが身をひそめて、夏の暑さが復活!暑い毎日です。もう「いつから雨を見ていないのか」すら忘れてしまいました。それでも、秋は一歩一歩近づいて来ていて、日の入りも早くなってきました。以前は9時頃まで明るかった外も、今では8時にはすっかり日が落ちます。

 

親の心配をよそに、旦のキンダー生活は二日目から順調に滑り出しました。さっそくお友達が出来たようです。相変わらず「白い服を着た子」「黒い服を着た子」と、名前を覚えていないのですが(^^;)それでも、楽しそうに過ごしている時もあると分かり、ホッと一安心です。勿論、まだまだ問題は山積みなのですが・・・。

 

一方、Miss SanfilippoのStrictぶりは、私たちの想像を超えるものでした。お迎えに行くと、他のクラスの子供達は走り出てくるのですが、Miss Sanfilippoのクラスだけは、クラスの中から2列に並ばされます。そしてMiss Sanfilippoが「○○のお母さんが見えたわ、○○お母さんの所に行きなさい」とおっしゃるまでは、母親の所に行ってはいけないのです。おまけに、並んでいる間に横の子供にぶつかろうものなら「今あなたのしたことは、相手を嫌な気分にさせたわよ、気をつけなさい」と逐一注意します。実際は、ぶつかった子も、ぶつかられた本人も気付いていないのですが・・・。極めつけは「キンダーは遊ぶ所ではありません。あなた達は勉強しに来ているのですよ。」とおっしゃったこと。あらら、旦くん大丈夫かしら?

 

旦はお迎えに来た私に、すぐその日の出来事を話します。最初に話す事柄が、彼の中でその日の一番心に残ったことのようです。「お友達が出来たんだよ」と嬉しそうな日もあれば、「こういう事が悔しかったんだ」という日も多いのです。「クレヨンで何を書けば良いのか分からなくて、悩んでいたら、お片づけの時間がきて、先生が僕の青いクレヨンを片付けちゃったんだ。でもね、先生はクレヨンの箱反対にフタしてたんだよ。(この辺りの細かさは彼らしい発言(^^))」「先生が、今日のSharingは旦君はやらなくていいって言ったんだ」とか。その都度、私は先生をつかまえて「なぜそういうことになったのですか?」と、話し合いに行くのです。毎日の恒例行事のようです(^^;)先生も、うるさい親だなぁーと思っているかもしれませんね(^^;)

 

Sharing」は今度もあります。今まではToyなどで良かったのですが、キンダーからは、ちゃんとテーマが与えられます。今月は、りんご・家族・蝶々。これまでは自分で気に入っているものを選んで持っていっていましたが、これからは旦が話せそうなものを、親が用意してあげる必要があります(勿論、事前に練習したりして)。初めてのSharingの日、夜中にパパと一緒にディズニーランドで撮った「家族の写真」をプリントアウトしましたが、これまたSummer Schoolのとき同様に「見ていればいいです」と、やらせてもらえませんでした。結局、私が抗議して次回はやらせてもらえると約束して頂いたのですが、本当はどっちが旦のためなのだか、分からなくなっている自分もいたりして。

 

さて旦のキンダーも始まったことだし、次は言のことも考えてあげなければいけません。彼も、そろそろ家の中だけでは可哀想です。色々調べて条件に合いそうなところがあったので、金曜日に見学し、そのまま申し込みました。パパはしばらく考えようかなーという感じだったのですが、いつものごとく即決型(直感型)の私の「ここに申し込む」という一言で、入園を決めました。ちょうど学期の区切りが良かったのも一因です。週5日の9:00〜12:00なので、お迎えは、11:45に旦をPick upして、その15分後に言をPick upです。大丈夫かな?慌ててしまいそう。今まで恒例だった、Miss Sanfilippoとの話す時間と、旦がお友達と遊ぶ時間がなくなってしまうのが気がかりかな。

 

余談ですが、言はおむつが取れていないということでプレスクールという学年には入れませんでした。彼はToddlerというクラスに入ります。先生一人に対して、子供が6〜8人です(プレスクールだったら、子供は12人)。そして、毎日「お弁当・飲み物・着替え・おむつ」を持たせます。おむつが取れた時点でプレスクールに移れるのかと思いましたが、おむつが取れても、3月(言の3歳の誕生日)まではクラスは変れないそうです。しかし、Toddlerとプレスクールでは、月に300ドル位費用が違うのです(^^;)園ではトイレトレーニングもして下さると伺って「やったー助かった!」なんて思った私は、いけませんね・・・。

 

もうひとつ余談。渡米まもなく旦の行く学校を探している時に見学した所は、軒並み2歳9ヶ月以降のおむつが取れた子供しか入園できない、と言われました。その学校に比べたら(おむつがとれていない2歳5ヶ月の言を受け入れてくださるのは)かなり柔軟ですし、保育費用も安めです。とはいえ、日本の私立(旦の園では3万以上かかりました)の園の3倍の値段です。これがFull-dayだったら5倍くらいです。本当に私立は高いわ(^^;)

 

土曜日は所用を済ませた午後3時から、我が家への初めてのお客様(通信16)だった、Oさんご一家と過ごさせていただきました。日本からご家族が遊びにいらしていたのです。お子さんは3歳と1歳の男の子で、我が家の1年前の様な組み合わせです。しかし、騒々しさでは矢川家のほうが数倍ひどくて、恐縮(^^;)。ここに来て我が家への来客には、なぜかご都合により奥様不在・・・というものばかりだったのですが、今回は奥様も一緒ということで、とっても 楽しみにしていたのです。テニスをし、夕食をご一緒させていただきました。 右の写真は、Oさんの奥様による「子供達へのテニス教室」。今頃は無事に日本に戻られて、ゆっくりされていることでしょう。

 

この週末は、月曜日がLabor day(勤労感謝の日)ということで3連休でした。Oさんご一家と過ごした翌日は、どちらが言い出したわけでもなく、夫婦で家の大掃除をしていました。後は新学年ということで、毎日旦が持ち帰ってくる膨大なお知らせのプリントに目を走らせたり、言の園への提出書類を記入したりで終わった感があります。プラス子ども達の相手で、充分時間がないのね(>_<)何だか疲れもたまっていたので、久しぶりに出かけないで過ごせたのは良いことでした。

 

そして言は、初登園を翌日に控えた月曜日夜中に発熱。3連休の締めくくりで一気に疲れたわぁ(T.T)。結局は明け方に高熱のあまり暴れた彼に、アメリカ版子供用バファリン「タイレノール」を初めて服用させた所、爆睡をはるかに超えて「昏睡」状態に陥り、結局Toddlerは初日からお休み。子供用とはいえ、薬の量は控えめにした方がいいのかしらね・・・。

 

朝まで危ぶまれた「言の初登園」でしたが、先ほど送り出してきました。彼に関しては、あまり心配は していないのですが、やはり、一人残してくるのは、胸がキュッと締めつけられますね。結局、園庭で別れてからは、気付かれないようにウロウロしたり、車で何回も往復したり・・・と、なかなか園から離れられませんでした。息子は泣いていないのに、私のほうが子離れできていない感じ(^^;)

 

慣れない静かな家の中での私は、所在がない感じです。はやく自分もこの新しい生活になれて、うまく自分の時間を使わないともったいないわ。

↑言初登園の姿

いちほ(9/4/02)

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