pin_01.gif NEW MEXICO & TEXAS (8/138/20/04)  pin_01.gif 

SOUTHWEST

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pin_01.gif 2004年8月13日() 晴れ(夜中雷雨)

当初はイエローストーン国立公園行こうと話しており、宿泊先を先に調べて空き状況を確認していた。ところが航空運賃を調べたところ、一人$600以上かかると分かり絶句。これはちょっと予算より高すぎて、なかなか決断出来ません。もうひとつ候補に挙がった「ニューメキシコ・テキサス州方面」の航空運賃を調べてみると、何と半額!即座に2004年夏の旅行の行き先は、ニューメキシコ・テキサス州と決定しました。

この日は旦のSummer School最終日。早い時間にお迎えに行き、皆とお別れをしてから、そのままサンノゼ空港へ向かいます。今回も、サンノゼ空港を利用する時には必ず車を停める、安いDe La Cruz Airport Parkingを利用しました。

今回利用するのはAmerica West。サンノゼからアリゾナ州のフェニックスへ飛び、そこで乗り換えてテキサス州のエルパソまで行きます。エルパソの空港に着いたのは、夜8時過ぎ。ここではサンノゼ時間に1時間プラスされるので、私の時計はでは7時過ぎ。そこから荷物を受け取り、AVISの窓口でレンタカーの手続きをし、ホテルを探してチェックインするまでは、どうしても結構な時間がかかってしまいます。ようやくホテルの部屋にたどり着いたのは、夜10時30頃。これではもうレストランも開いていません。仕方なくピザのデリバリーを頼み、届くまでの間に私は子供たちを風呂に入れ、明朝のロス時間を減らす為に、お父さんは明日から始まるドライブ旅行に必要な最低限の買出し(水やサンドイッチの材料など)に出かけました。

エルパソに到着した時は既に日が暮れかけており、遠くにメキシコの明るいネオンがキラキラとしていました。夜は突然激しい雷雨が訪れ、ホテルのプールは周りの椅子がプカプカ浮かんでいる状態だし、駐車場に停めてある車たちは、雷の振動でセキュリティーシステムのスイッチが入ってピヨーンピヨーン鳴りっぱなし。なんとも騒々しい音を聞きながら就寝。明日からのドライブ、この天気で大丈夫なのだろうか・・・?

 

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pin_01.gif 2004年8月14日() 曇り(小雨)のち晴れc_f.gif

朝起きた時、外は曇天。灼熱をイメージしていたので何だかがっくりだけれど、憂いても仕方ない。順番に予定を進めていこう。

宿泊したBest Western Airport Innにはコンチネンタルブレックファストがついているので、お父さんと旦が部屋まで運んできてくれ、食べたら早速出発。今日の目的地は、お隣ニューメキシコ州のホワイトサンズ国定公園。テキサス在住の方の旅行記を読んだ時から、ずっとずっと行きたかったところ。

El PasoからI-10を北上し、Las Crucesという町からI-25に移り、そのままUS-70Eastへ入ります。途中霧雨にあいましたが、ホワイトサンズ国定公園にたどり着いた時は曇り空。ここまでの所要時間は、1時間半ほど。思ったより随分と近いです。

公園の直前ではUS Patrolにより検問が行われていました。ただ車の窓越しに「US citizen?」と聞かれるだけなのですが、私たちは違うと答えたので車を端に寄せるよう指示され、パスポートの提示を求められました。でも、それだけのこと。

NM入り口

まだ緑もあります

道路まで白くなってきました

まずVisitor CenterでMAPや情報収集をし、説明ビデオを見てから公園内へ。たった1本しかないThe Dunes Driveを走ります。始めの方はまばらとはいえ緑が点在していたのですが、どんどん奥に行くにつれて辺りは白くなって行きます。10分ほど走れば・・・本当だっ!360度真っ白!しかも雪じゃなくて、全部砂すな砂!家族みんなで「うわぁ〜いっ♪」

これは見ないと分からない、本当に幻想的な世界。砂の表面に美しい風紋が出来るのも見物らしいのだけれど、あいにく昨晩の雨で表面が固くなっており風紋を見ることは出来なかった。耳を澄ましても何も聞こえない真っ白な世界、一体どうやって出来たのでしょう?

砂の成分は石膏で、約2億5千年前にこの辺りを覆っていた海の底に堆積したプランクトンなどだそう。これが7千万年前にロッキー山脈の造山運動でドーム状に隆起。更に1千万年前、このドームの中央部分が沈降して盆地が出来た。これがトゥラロサ盆地。このホワイトサンズ国定公園がある盆地です。普通石膏は水溶性なので雪解け水や降水で溶かされ、川に流れ込み海へと運ばれてしまうのだけれど、トゥラロサ盆地には川が無いため、石膏を含んだ水は園内の南西部にあるルセロ湖へと溜まる。この溜まった堆積物たちが風化され、長い時間をかけて砂粒となり、風でここまで運ばれてくるのだそうです。自然の力は私たちの想像をはるかに超えています。それにしても、風によってこの砂丘はまだ移動を続けているのですから、今後はどうなって行くのでしょう。

昼過ぎにはお天気も徐々に良くなってきて、今度は逆に日差しがまぶしくなってきました。スキー場で感じるのと同じように、白い砂からの照り返しが強く、あっという間に日焼けしてしまいました。サングラスもかけなければ目が痛いほど。日差しはきついのだけれど、ちょっと砂に足を埋めてみるとひんやりと気持ち良い。

この公園の姿には、お砂遊びが大好きな子供たちは大喜びです。道路に沿った土手はかなり急な斜面なので、ここでサンドサーフィン(砂すべり)を楽しめます。これがもう楽しいのなんのって!!トレイルコースもあるのですが、子供たちはそれよりも滑りたい気持ちが大きいので、夕方までひたすら滑ったり寝転んだりして過ごしました。ちなみに、このスライダーはVisitor Center裏にあるギフトショップで購入出来ます(レンタルはしていませんでした)。補足ですが、公園内は全く水が無いので、必ず飲料水を持参した方が良いです。手を洗う水道もありません。

散々遊んだので、チェックインと夕食を済ませるために、一旦25Kmほど離れたAlamogordという町へ行きます。今日の宿はBest Western Desert Aire Hotel。はす向かいにあるChina inn Buffetで食べ放題の夕食。その後サンセットを公園で眺めようと再度向かうのですが、旦が張り切って食後にアイスやスイカを食べ過ぎた為う○ちをもようしロス時間発生(^^;)(この人は、いつも絶妙なタイミングで(悪い意味で(^^;))もよおして下さる)。公園にたどり着いた時は、サンセット直後でした(くぅ〜っ(><))。

再び辺りが見えづらくなるまでサンドサーフィンを楽しみ(お父さんはトレイルする気満々だったのだけれど、子供たちの楽しそうな様子に「まぁまぁ、こらえてこらえて」と私)、8時半から始まるイベントに参加しました。真っ白な砂上で暗闇に浮かび上がるフィルムを見ながら、レンジャーによる「アメリカの様々な砂漠」に関する説明を聞きます。子供たちも黙って砂をいじりながら聞いていました。45分間のお話が終わった時には、辺りは完全な暗闇。見上げた空には、さっきまでは無かったはずの信じられない量の星の数!この一面の星空には、本当に驚きと感激。まさに星降る夜。

10時に公園のゲートが閉まってしまうので、ギリギリまで公園内をドライブしてホテルに戻りました。でも、あんな時間にドライブするのはお薦めできません。車のヘッドライト以外は明かりが無いので、ただでさえ真っ白くて分かりにくい道が、余計にどうなっているのか分からないのでした(^^;)危ない危ない。ランドリー付のホテルだったので、まだそれほど洗濯物が溜まっているわけではないけれど洗濯をして就寝。実はこの先、もう一度洗濯をしなくてはならないのだけれど、あてが無くてちょっと不安・・・。