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pin_08.gif 2003年6月20日(金) 晴れ

まだおとといの寝不足と、昨日の大移動で疲れが残っている感じで目覚めた。

部屋で昨日買ったパン・ハム・チーズ・レタスなどでサンドイッチを作り、牛乳・オレンジジュースで朝食を済ませる。余ったサンドイッチは、ジップロックに入れバックパックへ。後は数本の水とクッキーなどを詰め込む。

今日から本格的に、国立公園を歩き回るんだ!期待で胸がバクバクする。

宿泊先のRuby’s Innは、ブライスキャニオン国立公園のゲートに最も近いモーテルである。出発してすぐにゲートにたどり着いた。どうも道路整備の最中らしく、所々工事中。ここでNational Park Passの購入と同時にパーク内のMAPをもらう。まずはVisitor Centerに寄り、短いフィルムを観た。これでこのParkの成り立ちや、数万年後のParkの様子を知る事が出来た。ブライスキャニオンを作るプラトー(台地)は川によって浸食され、層の弱い部分が崩されていった。更に雨が崖を削り、細長く突き出したFinと呼ばれる崖をいくつも形成したのである。本当に不思議なまでにFinが突き出し、尖塔となっている所。数万年後には、Park内のロッジも同じように崖っぷちにあるだろう・・・なんて言われると、このParkのずっと先の姿を見てみたくなる。

Sunset Point

Visitor Centerに寄った後は、早速目的のトレイルの始発点であるSunset Pointへ移動。初めて見る尖塔の群れに言葉を失う。昨日見たシーダー・ブレイクス国定公園は、ここブライスキャニオン国立公園の出来かけだと言う人がいると知り憤慨したものだけれど、確かに尖塔がないシーダー・ブレイクス国定公園を、そう表現する人の気持ちも分かる気がした。なぜなら尖塔になりきらない部分は、シーダー・ブレイクス国定公園のギザギザそのものだったから。

Sunset Pointで上から見る尖塔郡に強烈な印象を与えられた後は、そこから尖塔郡の中を歩くNavajo Loop Trail(ナヴァホ・ループ・トレイル)を歩くことにした。様々なトレイルが存在するけれど、我が家の様な子供連れにはここ位しか時間・距離的には難しい。それでも1〜2時間のトレイルコースである。最初から、もろく崩れやすい急な崖を降りて行く。喜び勇んで走り降りて行く旦を、何度も「危ないから」と怒鳴りながらの始まり。

Navajo Loop Trail

途中で休憩

まもなく終わりの急な登り、旦は・・・

最初と最後の急な崖以外は、何でこんなところに?と感じるほど緑も多いトレイルコースでした。時折言は抱っこしたけれど(無茶な動きをするので)、子供達は2回の休憩を挟みつつ歩き遂げました。何が辛かったかといえば、猛暑であることと、言が趣味の石収集に没頭しなかなか進まなかったこと(^^;)大人だけならドンドン歩けるけれど、子供の歩調に合わせると何ともじれったい。今後のこの旅は、このじれったさへの忍耐力との戦いでもありました。

長いトレイル後に、ようやく最後の急な崖を登り切る・・・という所で、旦くん「ウ○チ〜!!」と。せっかくここで今までのトレイルを締めくくる絶景を眺めようと楽しみにしていたのに、トイレに急行!何とも冴えないトレイル終了であった(^^;)

トレイル後は、すっかり全身砂まみれの子供達をはたき車中へ。この後は他のView Pointを車で周る事にしました。走り出して子供達はすぐに寝てしまい、お父さんも眠くなり早々に私と運転交代。家族中が寝ているところ、私は一路Parkの南端Rainbow Pointに車を走らせました。皆が寝ているので、勝手に色々なPointに立ち寄って一人楽しもうと思っていましたが、思えば私もかなりの睡眠不足・・・運転しながらも目が瞑ってきます。何度も反対車線にはみ出すわ、急カーブでは急ブレーキかけるわ。その度に目を覚まして「カーブ多いなぁ〜」とつぶやき、再び眠りに落ちるお父さん。今振り返ってもまったく本当に危ない運転でした。命からがら?(睡魔との闘い?)の末、Rainbow Pointの駐車場に滑り込んだ途端に、私も眠ってしまいました(^^;)

Rainbow Point

Natural Bridge

Inspiration Point

しばらくして目覚めたお父さんが、(子供達が寝たままなので)先にRainbow Pointからの絶景を楽しみ、入れ替わりに私も絶景を楽しみました。自転車で来ている人も多く、その健脚ぶりにもビックリ。そのままもとの道を戻り、通過してきためぼしいView Pointに立ち寄りました。

の写真右端は、今回私が最も見たかったInspiration Pointからの眺め。縮小しているので他の写真との違いが分からないと思いますが、ここ からの景色は他を抜きん出ています。ここは外してはいけません。「何だこれは!」という気持ち。しかし、この何だこれは!という気持ちは、この先他のParkでも何度も味わうことになります。

夜はRuby’s Innの中のビュフェを食べました。ここでカウボーイ風のおじさんがギターの弾き語りをしていました。あんまり言が大きく頷きノリノリなので、おじさんも私たちのテーブルをグルグル。言「イエーイ!パチパチ!グー!」だのやかましい(^^;)帰り際に「子供達のお土産にどう?」と、自分のCDを持ってこっそりお父さんに耳打ちしたおじさん・・・・イリマセンゴメンナサイ。その後はInn内のプールやジャグジーに入って就寝。