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pin_08.gif 2003年6月24日(火) 晴れ

明け方、お父さんが寝ている私に「Sun rise見ない?」と言ってきた。私は眠気に負け返事も出来ず、そのまま又眠り込んでしまった。どうやらお父さんは、一人でずっと日の出の写真を撮る為にテラスで張っていたらしい。朝起きてみると、デジカメにはやたら大量に画像が納まっており、当のお父さんは爆睡している。。。大量に撮ってある割には、どれも同じような写真なのだけれど(^^;)せっかくなので一枚載せておこうね

Goulding’s Lodgeをチェックアウトし、同じ敷地内にあるGoulding’s Trading Post Museumに立ち寄った。ドアを開けると1920年代のTrading Post(交易所)を復元した部屋があり、ここでナヴァホの高校運営への寄付金として入場料を払う。1階はナヴァホの人々の生活の写真や雑貨が展示してある。もう一つ名物の部屋が、モニュメントバレーで撮影された映画に関する展示の部屋。想像以上に沢山の映画が撮影されていたのね。有名なところでは『駅馬車』などがあるのですが、残念ながら私はたことがない。た事があった映画は『バック・トゥー・ザ・フューチャーV』や『フォレストガンプ』位でした。ここをクリックして、ページ中央「Video of some of the movies filmed in Monument Valley」下線部分をクリックするとちょっとだけ映像を観る事が出来ます。中央の写真は、ジョン・フォード監督が愛用していた椅子。

撮影に使われたStagecoach

Director Chair

The Film Room

2階はGoulding夫妻(ナヴァホの人々に交じって交易所を立ち上げた人)が住んでいたままの部屋が残されています。特にキッチンはアンティーク雑貨を見ているようで、興味深かったです。の写真のStove(料理をする所)は木を燃やして使用するそうです。夏の間もエアコン無しで料理を作っていたと言うから、考えただけで汗が流れます(^^;)

見学後いざモニュメントバレーへ・・・という段階で、ガチャーン!と激しい音が。そして姿が見えない言。慌てて展示部屋に走りこむと・・・ショーケースの前で固まっている言の姿あり。ナヴァホの人々の生活用品が展示されているショーケースの中のガラスがはずれ、展示物はそのままショーケースの中で散乱!受付の女性も慌てて責任者に電話しました。その間「壊れたかな・・・弁償かな・・・」とドキドキの夫婦。数分後「こんなことは初めてだ」と真顔の責任者到着。幸いなことに展示物の破損は見られなかったので、お咎め無しで釈放されました。心臓が縮みあがった一件でした(^^;)さすがの言も大反省の様子(その時だけね)。

モニュメントバレーがある地域一帯は、ナヴァホ族の居住地である。彼らが管理運営しており、17マイルのValley Driveのルート以外は今でもナヴァホの人々が住んでいるので、勝手に奥へ入ってはいけない。これ以上奥へ入りたい場合は、Visitor Center脇にあるブースで、ジープツアーの予約が必要。余談ですが、ナヴァホ族居住地内ではアルコールが禁止されており、お店にも置かれていない。旅の初日にスーパーで、水と共にワインを1本買っていた私達。子供が寝た後、なぜかこの飲酒禁止区域で突然ワインが飲みたくなった(^^;)用意の悪い私達は、ワインオープナーを持参していない。いつもならホテルで借りるところだけれど、ここは飲酒禁止!そうなるとヤケに飲みたくなる(あきらめろって感じですが・・・)。爪切りなどを駆使して、ちょっとずつコルクを削っていく。膨大な時間がかかった(途中からは意地)。夜中にテラスに出て乾杯♪一口飲んで「ん?まずい・・・甘い・・・」。ラベルを見ると、ノンアルコールワインと書いてあった(^^;)要するにぶどうジュース。お〜い、私の苦労はなんだったの〜!

Entrance

The Mittens and Merrick Butte

Three Sisters

さて2時間半のジープツアーの始まりです。同乗者はアメリカ人の夫婦一組。中々揺れるし、風も強い中でのツアー。この揺れこそ旅だ!などと満足している私。最初はValley Drive内の見所を回った。まめにジープを停めて説明してくれる。ジープから降りようとした言が「あっち?こっち?」と降りる方向を私に聞いた。するとナヴァホの青年は、「あっちこっちって、ナヴァホの言葉と全く同じだよ!」と。おまけに「ナヴァホの言葉で、目はハナって言うんだよ。日本語の鼻みたいでしょ。」と教えてくれた。ナヴァホの人々の顔は、どこか日本人に似ていて親しみがわく。

Tour Jeep

John Ford’s Point

同乗したご夫婦と

途中からValley Driveを外れて全く舗装されていない所にある巨岩や、風景の中をドライブ。ナヴァホの青年は「ここは私の祖母の裏庭なんだ。」と言う。えっ、ホント?すっかりおしゃべりしまくりの旦で、彼とナヴァホの青年との掛け合いでにぎやかなツアーとなった。いくつか巨岩にあいた穴やアーチも見せてもらった。もうアーチはお腹いっぱい・・・という感じだったけれど、穴の真下で叫ぶと音が岩壁に響くのが楽しく、子供たちは普段の大声に輪をかけて叫ぶ叫ぶ。コダマしまくり(^^;)サラサラで明るい茶色の砂上では何度もスタックしかけるのも楽しい。他に誰もいない荒野のドライブは気持ちよく、サングラスの奥の目も細まった(砂が入るというのもあるんだけどね)。旦は、岩ごとに名前をつけるのが楽しい様子。その想像力には脱帽です。途中ナヴァホの青年がナイフを取り出し,落ちていた木を素早く削って矢のTOPを作ってくれた。もらった子供達は大喜び。

壁画

Suns Eye

Artist Point

ツアー後はVisitor CenterのレストランでランチをTo Goし、次なる目的地Pageに向った。再びUS-163を下り、KayentaUS-160を更にWESTに走る。30マイル程行ったところでAZ-98に移りひたすら北上すること66マイル。3時間弱でPageに到着。車中で子供達は寝てくれた。

PageLake Powellのゲートシティーとなる大きなリゾート地で、走る車の多くは後ろにボートを引っ張っている。この辺り一帯はグレンキャニオン国立レクリエーション地域に指定されている。今日の宿泊先を探す為に街中を走る。この旅最後の宿泊、更に2泊なのでB&Bなどもあたってみる。結局最終的には、再びランドリー付(絶対に洗濯が必要な状況だった)もしくはコインランドリー近くでなければならないというのが最低条件となり、条件に見合ったのはHoliday Inn EXPRESSだった。チェックイン後、フロント近くのランドリールームで洗濯機を回しっぱなしにして周辺ドライブに出た。

Lake Powellは、世界で2番目に大きな人造湖(ちなみに世界最大の人造湖は、グランドキャニオンにあるLake Mead)。コロラド川をせき止めてダムを作り、満水まで17年かかって誕生した湖。この湖を作り出したグレンキャニオン・ダムを見に行った。まもなく日が暮れる時間だったのでVisitor Centerは閉まっていましたが、ダムを上から見下ろすことは出来ました。ひょぇ〜!子供達がおっこちるぅぅ〜!スリリングな景観でした。高さ216メートルもあるんだもん。

Glen Canyon Dam

Lake Powell

ダムを見た後は、グレンキャニオン国立レクリエーション地域に入る。ここもNational Park Passが使えるけれど、他の所とは違いID提示が求められ厳重な感じがしました。さて周りの景色ですが、今までと全く違う!水がある風景だと、ここまで違うの?水際は乳白色で、上部は薄い茶色の土地。ああ〜スケジュールがきつい日程(毎日宿泊先が変わるのは大変だった)を経て、やっとリゾート地に来た・・・という気分になりました。明日はこの公園内にあるWahweap MarinaというLake Powell観光の中心地から出発するレインボーブリッジ(またアーチ(^^;))へのボートツアーに参加する予定。ああ、旅もいよいよ最終段階だ!という訳で、やっぱり夕食にチャイニーズを食べる我が家でした。あっ、そうそう、食事に行く前にちゃんと洗濯物は乾燥機にかけに戻りました。