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pin_08.gif 2003年6月26日(木) 晴れ

今日は帰るだけのつもりなので、ノンビリと荷造りをしてHoliday Inn EXPRESSをチェックアウト。おととい外から覗いたグレンキャニオン・ダムに、もう一度立ち寄った。Visitor Centerが開いていたので、中でダム建設に関する展示を眺める。ここはセキュリティーチェックがとても厳しかった。ビデオ禁止・カメラはケースから出して持ち込むこと・カバン類は一切禁止・お土産を買いたければ、財布のみ持ち込めるなど。

Visitor Centerの中からガラス越しに撮ったグレンキャニオン・ダムの反対側。とても急な断崖。人影が写っているけれど、心霊写真じゃないですよ(^^;)

さて一通り見学した所で、ラスベガス空港までひたすら長距離の運転開始。車中でMAPを見ていると、行き方によってはザイオン国立公園を通過できる事が分かった。急遽この進路に決定!ここで時間は12時ちょっと前。ラスベガス発6:30pmのSouthWestの便に乗る予定なので、逆算するとギリギリの時間。6時間半しかない。。。

Pageを出てひたすらUS-89WESTにすっ飛ばし、Mt .Carmel Jct.UT-9に移って10マイルほどでザイオン国立公園に到着。ここまでで2時間半。お父さんが飛ばしに飛ばして運転してくれたけれど、結構時間がかかってしまった。

Entrance

Checkerboard Mesa

Zion-Mt. Carmel Highway

空港には出発の1時間前には到着しておきたいので、残す所2時間ちょいしかない。ゆっくりザイオン国立公園を楽しむ時間など無い。East Entranceから入り、Zion-Mt. Carmel Highwayと呼ばれる様々な岩にはさまれた急坂を走り、そのまま通過するのみ。有名なナローズ(川があるトレイル)などは、拝むことも出来なかった。チェッカーボード・メサと呼ばれるマス目模様の斜面を見たくらい。ううぅ、残念。またいつか必ず戻って来るからね!

ザイオン国立公園を走りぬけ、St. Georgeを目指す。公園を出発したのは2時。St. Georgeを通過したのは2時半だった。St. Georgeからラスベガスまでは約2時間で着くはず。この分なら大丈夫。それでもひたすら前の車を追い抜き、爆走し続ける矢川家のレンタカー。眠いとか言っていられない程、緊迫したレース(?)だった。ラスベガス市内はひどく混んでいて、車がノロノロとしか動かない。トイレに行きたい旦とお父さん。緊迫している時に限って、言が旦のズボンにジュースを1本分ぶちまけたりする(^^;)そして無事に空港に到着・・・・・・しちゃいけないのである。その前にガソリンを満タンにしておかなければ!再び空港から離れてガソリンスタンドを探す。見つけたガソリンスタンドで給油とトイレを済ませ、旦は着替え、車内の物を荷作りしなおす。空港内のAVISでレンタカーを返却し、チェックインカウンターへ走る。ふぅ〜間に合った。。。。で、初日からず〜っと気になっていた空港内のカジノ(スロットと言うのでしょうか?)を1回だけして(勿論スカだった(^^;))飛行機に乗りました。長かった旅は終わったぁ。

旅の終わりに・・・

 

かなり長い運転が必要な旅だったし、時期的にも非常に厳しい旅行になることは想像していました。気になっていたのは、子供達がどこまで歩いてくれるか、体調を崩さないだろうかという事。気温は予想通り高く、買った水のボトルは2ケース飲みつくしました。毎日の長距離ドライブは、結果的には子供の体を休めることが出来て良かったのです。どうしても毎晩寝るのが遅くなってしまうので、昼寝の時間が必要でした。自然と午前中に目一杯歩かせて、午後の長い移動時間は昼寝をしてもらう、というパターンが出来上がりました。ハードスケジュールの旅、全貌もわからないまま最後まで元気に付き合ってくれた子供達に感謝です。ありがとう。

 

エピソード・・・

@

 

 

 

 

 

Lake Powellのボートツアー中に、旦は初めてガイドブックを眺めていた。「あっ、ここに行ったね!」と嬉しそう。やっと今までの旅の全貌が分かったのね。色々ページをめくった後、「あれ?僕のバランスロックは?無いよ、探してよ。」と怪訝そうに言う。旦の中では、アーチーズ国立公園の様々な有名な巨岩よりも、自分が気に入った4段重ねの岩が最も素敵だった様子。彼のセンスではあれが最高の自然の芸術だったのね。写真に撮ってあげれば良かった・・・。どなたかアーチーズ国立公園に行く予定のある方、ぜひ写真を撮ってきてください。これが心残りなのです。

 

A

 

 

 

 

一つ困ったことは、言が長いドライブに飽きてチャイルドシートすり抜けのワザを得とくした事。最初の頃は「開けて〜!」と叫んでいたのだけれども、ある日を境に黙ってすり抜け、平然と兄の横に座るようになった。飛ばしているハイウェイで振り返り、シートベルト無しで座っている言を見て何度青ざめたことか。お願いですから、これだけは普段やらないでね。

 

B

 

 

 

 

 

 

 

旅行と言われつつも、何だか今ひとつワケが分からない子供達。「僕、こんなに大きな公園じゃなくて、近くのお砂場がある公園に行きたいんだけど・・・。」といつも言っていた。それでもどこに何を見に行くのか分からないまま、一生懸命トレイルを歩いてくれました。それというのも、各ロッジについているテレビが、軒並みカートゥーン・ネットワーク(一日中アニメを放送しているチャンネル)を導入していて、朝の荷造りの間と寝る前にちょっとだけ、観たこともないカートゥーンを観るのが楽しみだったことも一因でした。メサベルデ国立公園で宿泊したロッジにはテレビがなかったので、激しく暴れまわるしかなかった子供達を怒ったのは、今から考えれば悪い事したな・・・と思います。

 

何はともあれ、大自然をお腹いっぱい・胸いっぱい味わった『矢川家2003年夏の旅』でした。子供達の中にも、何かが残ってくれていることを願いつつ、旅行記おしまい!